【ギア紹介】つい買ってしまったハリケーンランタンのレビューをします
みなさんはキャンプのランタンにどんなものを使っているでしょうか?
安心・安全のLEDランタン、OD缶を使えるガスランタン、冬でも安定のガソリンランタン、雰囲気重視のオイルランタンといろいろありますが、この度オイルランタンのひとつであるいわゆるハリケーンランタンを購入してみました。
普段はメインランタンとしてLEDランタンを使っていますが、
- 電池の量が半端じゃなく多いため準備が面倒
- 煌々と明かりが灯りまぶしいため、もう少し雰囲気を重視したくなってきた
というのが主な購入動機です。
他にもいろいろと目論見があって買ってみたので、せっかくなのでレビューしてみたいと思います。
この記事はどんな人向け?
・ハリケーンランタンに興味がある人
・FEUERHANDのハリケーンランタンに興味がある人
・ハリケーンランタンの機構や使い方を詳しく知りたい人
・手軽なベランピングアイテムを探している人
目次
なぜハリケーンランタンを選んだのか?
一言でいうと冒頭に述べたように電池を減らしたかったからです。
僕がもともとメインで使っていたランタンはColemanのミレニアLEDキャンプサイトランタンでした。(2020年6月末現在で一応まだ売ってますが、コールマンHPを見ると廃番?になったようです)
やっぱLEDのほうが気楽だし、便利だよなーと思って買ったんですよね。
ちなみにミレニアランタンは単1×6本必要です
そしてサブで使っていたのが、キャプテンスタッグのリムーブ LEDランタンDX(ミニ)です。
こちらは単1×3本(ランタン部)、単4×6本(ライト部×2)使います。
つまり合計単1×9本、単4×6本必要なわけです。
しかもエネループ使いたいな…と思って単3⇒単1スペーサーを使っているので、その分のパーツも増えます。
このようにリンクを並べるだけでもうっとうしいですが、当然実体を持っていくのでやっぱりけっこう数が多くてうっとうしいんですよね。
しかもエネループは4個ずつ充電のやつしか家にないのでちまちま充電するのも結構めんどくさいです。
数についてはもう少し多いやつを買うこともできるんですが、やはりめんどくささは残ります。
さらにさらにランタンではないんですが、我が家ではアドベンチャーエクストラデュラブルエアーベッドというのも使ってまして…(妻がこれがないと寝られない)
これはふくらますのにポンプが必要で4Dクイックポンプというやつを使っています。
こいつもまた単1×4本が必要なんですよね…。
もはやギャグやんというツッコミが聞こえてくるぐらい電池が必要なため、重いしめんどいしということで脱電池を検討し始めた次第です。
ポンプは充電式やシガーソケットのもあるんですが、買い替えるのもなんかバカらしいですし…。
と、まぁいろいろと大義名分はあるんですが、LEDランタンの明るさより、単純に雰囲気がいいやつがほしかったというのも正直なところかもしれません。
オイルランタンのひとつであるハリケーンランタンにしたのは見た目もありますが、ガソリンランタンよりも安く、ガスランタンよりも燃料代が安いというとてもシンプルなところが大きいですね。
そもそもハリケーンランタンとは?
ハリケーンランタンの構造
まず、そもそもハリケーンランタンって何?というところなんですが、ハリケーンランタンとはその名の通り嵐でも消えない風に強い特性を持つオイルランタンのことです。
100年以上も変わらない構造でモノとしての完成度の高さを感じるランタンです。
中が空洞になっていて空気が循環するために火元を風で守りながら酸素が供給できる仕組みになっています。
ウィック(芯)がオイルを吸いあげて徐々に燃えていき、ウィックのだし具合を変えることで炎の大きさを変えることができます。
本当にそれだけの構造で非常にシンプルで、実物を見れば理解できると思います。
代表的なメーカー
代表的なメーカーとしてはFEUERHAND(フュアーハンド)やDIETZ(デイツ)があり、見た目とサイズはかなり似ていますが今回はFEUERHANDを選んでみました。
ちなみに左がフュアーハンドで右がデイツです。
今回購入したフュアーハンドはヒロシさんも使われているようですね。
DDタープといいヒロシさんが使ったギアは人気が出ますよね。
実際に開封して使ってみた
前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、開封から使用まで写真多めでレビューしたいと思います。
梱包・機構
紙袋が少し味のある梱包
梱包は割としっかりした箱に入っていて、さらに紙袋に入っています。
ただのビニールに入っているよりなんとなくわくわくしますね。
マニュアルも簡単ですが日本語のものがちゃんと入っていて、使用方法から交換パーツ、お手入れ方法まで書いてあるのでけっこう重宝するのではないでしょうか。
全く初めての人も安心ですね。
本体は本当にシンプルな構造
肝心の本体ですが、こんな感じです。
メーカーのタグがついており、ボディーやホヤにはメーカーの刻印や印字があります。
左のレバーを下げるとホヤがこれぐらい上がるので、この隙間から着火することができます。
チャッカマンみたいな細長いライターだとつけやすいですが、普通のでも一応付けられました。
が、若干傾ける必要があったので、なみなみ燃料が入ってたらたぶんこぼれますね。
実際のキャンプだとマッチとか焚き火から移した小枝とか落ち葉があれば十分そうです。
上の煙突部分にはバネが入っていて上からホヤを押さえつけているのですが、持ち上げるとこのように簡単にホヤを後ろに倒して取り外すことができます。
横から見るとこんな感じですが、ホヤ周りの針金で軽くホールドされており、傾けてもそのまま落ちないようにはなっています。
バーナーセットはホヤを外すと露出できるようになっています。
ウィック(芯)を換えるときはこのバーナーセットを外す必要があります。
上から時計回りに回すと外れます。
この位置から回します 写真だと分かりづらいですが、右下の丸い金具ごと回っています。 そうすると外れます。ウィックの垂れた部分は油を吸いあげるため、ある程度の長さが必要
裏側から見るとこんな感じで中に歯車が2つ付いているのが分かります。
これでウィックを上げたり下げたりできるわけですね。
ここでついでにウィックの先端の形を整えます。
これにより炎の形をきれいにするらしいですが、説明書には特に書いてないのでたぶんやらなくても問題はないと思います。
やるならもう少し思い切って切ってもいいと思います。
切る前 分かりにくいですが切った後
角が面取りされて台形になっています
給油口のふたは普通にねじが切ってあるので回して取る方式です。
特にシールのようなものはついてないため、確かに傾けたりしたらすぐにこぼれそうですね。
移動中はオイルを抜いたほうが無難そうです。
最後にふたを開けたついでに燃料を入れたいと思います。
今回はスターパラフィンオイルを使います。
灯油だとけっこう煤(すす)が出るという話ですし、燃費もいいということなので奮発してみました(といっても大した値段ではありません)。
本当は虫よけハーブ付きを試したかったんですが、購入時ちょうど売り切れてたのでやむなく普通のを買いました。
使い切ったら次はハーブ付き試します。
注ぐときはろうとがあるとこぼさなくていいですが、なくてもまぁ入れられます。
勢いよくやったほうが意外と滴らずに入れられますが、たぶん最初はこぼすのでこぼしてもいいところで行いましょう。
僕は室内でやったのですが、若干こぼしてしまいましたね。
使用感と注意点
思ったより明るさ調整幅が広い
ウィックにオイルを十分染み込ませてから、ホヤを上げてバーナーセットを露出させて点火するとすんなり着火しました!
写真だと煌々と光っているように見えますが、実際は話通りけっこう暗いです。
でもやっぱりこの雰囲気がいいですね。
明るさはウィックのだし具合でだいぶ調整できますが、そんなに出さない通常ぐらいだと、テーブルに置いて手元が見えるか見えないかぐらいの明るさで市tあ。
ウィックを出すことでテーブルの周りぐらいは照らせるぐらいになったので、思ったよりは明るくできるなというのが率直な感想です。
この日はそのままベランピングをしていましたが、インスタで加工するとそれらしい写真が撮れますね。
ちなみに手前にあるのは海南ライスと鶏ひき肉のスープで炊飯器で作りましたが、食材を入れて炊くだけなのでキャンプ飯にもできそうなので、今度やってみようかなと思っています。
ちなみに炎の形は思ったより整わなかったので、もう少し切ったほうがいいかなと思いましたが、数日使っているともう少し丸くなってきてだんだんなじんでくることが分かりました。
たぶん面取りしなくても徐々に丸くなってきてなじんでいくのではないかと思います。
高熱部は注意
最後に注意点ですが、この上の煙突部分はまともに触ったら一瞬でやけどするぐらいにはめちゃくちゃ熱くなります。
小さい子供がいる場合は絶対に触らせないように注意してください。
大人でも余裕でやけどしますからね。
おわりに
- LEDランタンの代わりとするには暗いが、必要最小限な明るさとしては十分
- 雰囲気は抜群にいい
- ランタン上部が熱くなるため、子供がいる場合は注意
- 明るさとしても子供がいる場合はもう少し明るいほうが足元など安全かも
子供もなんでもかんでも触ってしまう年齢だとダメですが、話して分かるぐらいの年齢なら機構も簡単なので、せっかくのキャンプで火を使ってみる経験としてはいいかもしれません。
以上、使ってみた感想でしたが、いかがでしたでしょうか。
キャンプで使う用なのはもちろんですが、我が家はステイホーム期間のベランピング充実アイテムとしても役立っているので、そういった使い方もありだと思います。
我が家では妻もけっこう気に入っているので買って正解でした。
(キャンプ沼にはまっている人からしたら)そこまで高いものでもないと思うので(笑)、お持ちでない人は導入してみてはいかがでしょうか?
なじんだのではなく芯出しすぎで燃えたのです、これでは替え芯がいくらあっても足りませんね。残念。
なるほど、燃えてたんですね。
ご指摘ありがとうございます。
もともと灯油で使うように出来ています、構造は100年以上前に完成し今も変わっていないのです。
炎の大きさは2cmまで、バーナーから出る芯は1mm以下だと思います。適正なら煤は出ないし芯も燃えません。
諸悪の根源はパラフィンオイルです、灯油は灯りの油と書きます。