キャンプのときの必需品とも言えるタープですが、皆さんはDDタープってご存じですか？

芸人のヒロシさんがYouTubeで使っていて興味を持ったという人も多いと思われるDDタープですが、買ってみようかなーと思って調べてみると、実に17種類もモデルがあってどれを選べばいいのか分かりづらいです。

実は、サイズ・色・形・重量でいくつかのグループに分かれてだいぶ分かりやすくなるので、今回は全モデルを分かりやすく分類して紹介していこうかなと思います！

DDタープに興味がある人はぜひ詳しくなって自分のぴったりのモデルを見つけましょう！

この記事はどんな人向け？
・DDタープに興味はあるが、モデルがたくさんあって迷っている人

目次

1. そもそもDDタープとは？
2. 全17種類あるDDタープの分類
   • 形状はスクエアとレクタの2種類
   • 面についているループベルトの数が多いPROモデル
   • 色は迷彩柄だけMCモデルとして分かれている
   • 軽量モデルにするか否か
   • 選び方のまとめ
3. オススメモデル
   • DD Tarp 4×4/DD Tarp 4×4 – MC
   • DD Tarp 3×3/DD Tarp 3×3 – MC
4. おわりに

そもそもDDタープとは？

DDタープはイギリスのDDハンモックス社から発売されているポリエステル製のタープ商品群のことです。

社名からもわかる通りハンモックも作っていて、ハンモック泊やタープ泊など野営や本格的なアウトドアでの使用を想定しているようで、ヘビーデューティーな使い方にも耐える高品質のタープとなっています。

DDタープの日本での知名度を上げたヒロシさんも無骨でワイルドなブッシュクラフトスタイルでよく使用されています。

▲目次へ戻る

全17種類あるDDタープの分類

DDタープは2020年5月現在、全部で下記の17種類あります。

• DD Tarp 3×3
• DD Tarp 3×3 MC
• DD Tarp 3×3 – PRO
• DD Tarp 3×3 – PRO – MC
• DD SuperLight Tarp
• DD Tarp 3.5×3.5
• DD Tarp 3.5×3.5 MC
• DD Tarp 4×4
• DD Tarp 4×4 MC
• DD Tarp 5×5
• DD Tarp 5×5 MC
• DD Tarp S
• DD SuperLightTarp S
• DD Tarp M
• DD Tarp XL
• DD SuperLightTarp XL
• DD Tarp XL MC

こうして並べてみるとすごく多いですよね。

しかもぱっと見はけっこう似たモデルも多いため、わかりやすく分類しながら紹介したいと思います。

▲目次へ戻る

形状はスクエアとレクタの2種類

まず形状についてはスクエアとレクタの2種類あります。

最後にS、M、XLがついている下記の6モデルがレクタになり、それ以外はスクエアです。

• DD Tarp S
• DD SuperLightTarp S
• DD Tarp M
• DD Tarp XL
• DD SuperLightTarp XL
• DD Tarp XL MC

詳細は後述ですが、この中でSuperLightは軽量モデル、MCは迷彩カラーのモデルです。

SuperLightはXLの場合は微妙に寸法が違いますが、Sでは同じ寸法です。

MCはXLのみ用意されており、単純な色違いであることが分かります。

▲目次へ戻る

面についているループベルトの数が多いPROモデル

DDタープの大きな特徴の1つにベルトループの多さがあり、PROはベルトループがノーマルよりも2つ多いことが違いです。

ちなみにPROはスクエアの3×3のみに用意されています。

DDタープの場合はまず辺の部分にたくさんベルトループがついているので、折り紙のように自由自在に折りたたんだり、その上で形を保持したりすることができます。

加えて面にも多くのベルトループがついているので、サブポールを外に立てて面のベルトループを引っ張ることで内部空間の拡張をしたりできます。

ニーモのヘキサライトなどある機能ですが、ワンポールやツーポールのような立て方をした場合はどうしても裾に向かって天井が低くなってしまうため、少しでも外に引っ張って内部を拡張できるのは重宝する機能です。

このベルトループはノーマルモデルでは辺に16個、面に3個ついていますが、PROモデルでは面に2個増えています。

ベルトループの増加により設営の自由度は上がりますが、元から非常にたくさんのループがついているため、正直そこまで意識しなくてもいいのかもしれません。

• 

• 

引用元：DDハンモックス公式サイトより

こうしてスペックを比較してみてもループ数以外はまったく差がないことが分かります。

PROは3×3サイズのみのラインナップですが、ノーマルカラーとMCの両方に用意されています。

▲目次へ戻る

色は迷彩柄だけMCモデルとして分かれている

MCは要は迷彩のことで、マルチカムの略だと思われます。

マルチカムとはアメリカ陸軍の迷彩パターンのことで、つまりMCモデルは単純に模様違いなのですが、少し値段が高くなっています。

ちなみにノーマルの色はオリーブグリーンを中心として、モデルによってコヨーテブラウン、3×3については加えてジェットブラック、マルーンレッド、オレンジという色展開になっています。

MCモデルは

• 3×3
• 3×3 PRO
• 3.5×3.5
• 4×4
• 5×5
• XL

の6モデルに用意されています。

一応スペックの比較を載せますが、MCか否かでスペックは変わりません。

※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。

※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。

▲目次へ戻る

軽量モデルにするか否か

最後に軽量モデルですが、名称にSuperLightがついているのが軽量モデルです。

軽量化は生地材質がポリエステルタフタからリップストップナイロンに変えて薄くすることで実現しているようです。

正確にはDD Tarp SuperLight XLの公式ページにしか材質の記述がないのですが、おそらく全部一緒だと思います。

このSuperLightは軽量化されているのはいいのですが、公式ページの注意書きを見るからしても、あまりハードな使い方には適さないようです。

・頻繁にご利用の場合、素材の強度、性能を維持する為に同じラインで

　の折り畳みはやめて下さい。

DDハンモックス公式HPより

UL（ウルトラライト）を重視したいとき以外は積極的にチョイスしなくてもよいのかなという気がします。

ちなみにカラーはSuperLightだけイエローが追加されています。

▲目次へ戻る

選び方まとめ

いろいろ紹介してきてここまで分かればあとは好きなものを選ぶだけですが、それでもまだ混乱するという人のために一応、僕が思う選び方をまとめます。

• スクエアかレクタか
  • スクエア⇒SuperLightか否か
    • SuperLight⇒DD SuperLight Tarp
    • 否⇒PROか否か
      • PRO⇒DD Tarp 3×3 – PRO or DD Tarp 3×3 – PRO – MC
      • 否⇒3×3、3.5×3.5、4×4、5×5で好きなサイズ、MCを含む好きな色を選ぶ
  • レクタ⇒SuperLightか否か
    • SuperLight⇒S or XL
    • 否⇒MCか否か
      • MC⇒XL
      • 否⇒S、M、XLから好きなサイズ、色を選ぶ

つまり形状⇒重量⇒ループ数⇒サイズ・色という順ですね。

ぶっちゃけ好きな順序でいいですが、この4軸で比較してい選ぶというイメージですね。

どうしてもMCがいいという人はそこから選べばいいと思いますし、ULがいいという人は重量から選べばいいと思います。

いずれにしても自分の使う用途を思い浮かべることができれば自ずと絞れてくると思います。

▲目次へ戻る

オススメモデル

DD Tarp 4×4 / DD Tarp 4×4 MC

結局どれがオススメなのかというと用途によるので難しいですが、一般には折り紙のように自由自在なアレンジに魅力を感じている人が多いので、そういう人にはスクエアモデルのほうが人気があるようです。

いろいろなアレンジをしてなおかつそこそこの居住性を確保したい場合は、汎用性の高い4×4がオススメです。

ヒロシさんが使っているのも4×4のMCかと思いますので、動画を見ると少しイメージが沸くかもしれません。

MCか否かは他のギアとの組み合わせもあると思うので、お好みでどうぞ。

[DD Hammocks（DDハンモックス）] DD Tarp 4×4

created by Rinker

DD Hammocks

• Amazonで探す
• 楽天市場で探す
• Yahoo!ショッピングで探す

[DD Hammocks（DDハンモックス）] DD Tarp 4×4 – MC

created by Rinker

DD Hammocks

• Amazonで探す
• 楽天市場で探す
• Yahoo!ショッピングで探す

▲目次へ戻る

DD Tarp 3×3 / DD Tarp 3×3 MC

複雑なアレンジというよりは、ソロでなおかつもう少しコンパクトに楽しみたいということであれば、3×3がオススメです。

3×3でも張り方次第ではソロとして十分なスペースを確保できます。

むしろ個人的にはこの隠れ家感がたまらないなと思ったりします。

[DD Hammocks（DDハンモックス）] DD Tarp 3×3

created by Rinker

DD Hammocks

• Amazonで探す
• 楽天市場で探す
• Yahoo!ショッピングで探す

[DD Hammocks（DDハンモックス）] DD Tarp 3×3 MC

created by Rinker

DD Hammocks

• Amazonで探す
• 楽天市場で探す
• Yahoo!ショッピングで探す

▲目次へ戻る

おわりに

DDタープを全種類紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？

いろんなモデルがあってぱっと見はとっつきにくいですが、形状、重量、ループ数、サイズ・色といった違いが分かればそんなに複雑でもないのかなと思います。

変形張りをしていろいろな設営を楽しめるDDタープの中から自分に一番のモデルを選ぶ参考になれば幸いです！

▲目次へ戻る

よろしければポール選びの参考にこちらもご覧ください。

Photo by Austin Schmid on Unsplash