【焚き火対応】TC素材のレクタ・スクエアタープ11選!
いまや空前のキャンプブームでソロキャンやファミキャンなどさまざまな形でキャンプが楽しまれるようになりました。
そんな中で変わらずにキャンパーに楽しまれているのは焚き火ではないでしょうか?
キャンプはテレビやPCなどもなく、暇な時間なのではないかと思われがちですが、焚き火をいじったり眺めたりしているといつのまにか時間がたっているものです。
そしていつの間にかテントやタープに穴が…なんていうトラブルも意外と多いのが焚き火です。
やはり焚き火をしている間にお気に入りのギアがダメージを受けていくことは避けたいですが、火花が飛ばないようにするのはなかなか難しいことなので、今回は焚き火を楽しむのに最適なTC素材のタープを紹介したいと思います。
火花を飛ばさないのは難しいので、素材から火花に強いものにしようという考え方ですね。
今回はレクタやスクエアなど四角いものに着目して紹介していきます!
けっこう長い記事になってしまったので、お忙しい人はスペック比較だけでもさらっと見ると分かりやすいかもしれません。
この記事はどんな人向け?
・焚き火のときに穴が開かないTC系のタープを探している人
・レクタやスクエアなど四角いタープを探している人
目次
そもそもレクタタープ・スクエアタープとは?
スタンダードな形ゆえの大面積が魅力。ポールは多めにあるとベター。
レクタタープやスクエアタープとは四角いタープのことで、レクタはレクタングルの略で長方形、スクエアは正方形の意味です。
図形としては正方形や長方形というのはとてもスタンダードですが、キャンプはアレンジのしやすさ・張り姿・ポールの必要数などからヘキサタープが主流となっています。
レクタやスクエアタープのメリット
- 形が単純なので、効率よく大面積を稼ぎやすい
- グロメット数によっては意外とアレンジが効く
- 四角なのでしまうときに折りたたみやすい
一番のメリットはやはり容易に大面積を稼げるところでしょうか。
タープは基本的に日差しや雨を防ぐのが仕事ですから、大面積を稼げるというのは本来の目的からすると大きな利点です。
形が単純なので、タープ下も有効に使うことができます。
加えて、頂点だけでなく辺にもグロメット(ポールの先端を差し込む穴、ハトメとも)があれば、けっこういろんなアレンジができます。
上の写真でも辺の真ん中に4本ポールを刺してアレンジしてますね。
折りたたみも非常に容易で折り紙を折っていくような感じでしまうことができます。
タープやテントなど複雑な形をしているとたたむときに正直何が起こっているかわかんなくなりますよね(笑)
このあたりもメリットと呼べる部分かなと思います。
レクタやスクエアタープのデメリット
- ポール数が多めに必要なアレンジが多い
- 一般には風に弱いといわれる
考えていてそんなにデメリットないなぁと思ったのですが、ポール数は初心者キャンパーにとっては心理的にちょっとネックになるかもしれません。
レクタやスクエアもウイングタープっぽく立てたり、辺にグロメットがあれば屋根型に立てたりすることで2本で立てることは全然できます。
が、最大限に大面積を目いっぱい生かすときはやはり4本あったほうがベターではあります。
ただ、ヘキサでもレクタでもスクエアでもアレンジをしようと思うと結局ポールが必要になるので、安価なもので買ってみるのもありです。
また、風に弱いといわれるのも大面積ゆえだと思いますが、思いっきり面に風を受けるような張り方(下の写真のような片側クローズの張り方)をすると風が逃がしづらく、風に弱くなると思います。
片側クローズはプライバシーも確保できて個人的にもなかなか好きな張り方なのですが、ヘキサでもこのような張り方をすると風には弱くなるので、レクタやスクエア特有というわけでもないかなと思います。
また、風向きや張り方を考えることである程度解消できそうなデメリットといえそうですね。
ちなみにポールについては別記事もあるので、よろしければ読んでみてください。
いまさら聞けない?TC素材って?
まぁいまさら聞けないなんてことはないのですが…笑
最近はTC素材が流行りなので、当たり前のようにあちらこちらで聞きますし、商品名にも入っていたりしますが、TCとは要は綿(コットン)が混ぜてある混紡生地のことで、これにより燃えづらくなっています。
TC、T/C、ポリコットンなどいろいろ表記はありますが、ポリエステルとコットンの混紡という意味ではどれも同じです。
混紡することで両方の生地のいいところどりをしようというわけですね。
イメージとしてはジャージみたいなテロテロの生地よりも、綿100%のTシャツのほうが燃えづらそうだよね、という感じです。
TCは綿100%ではありませんが、綿の燃えづらい特徴が加わっているということです。
詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
焚き火に強いオススメのレクタ・スクエアタープ11選!
[DOD] チーズタープ / チーズタープミニ
DODのチーズタープは500×500cmでかなり大型のスクエアタープです。
今回紹介する中でも一番の大面積のタープになりますので、ファミリーキャンプ向けのサイズです。
チーズタープは非常にコスパが高く、大きさの割にはかなり安価ですが、ちゃんとハトメがついたグロメットやループが16個もついていることが特徴です。
このたくさんのグロメットのおかげでかなり数多くアレンジが可能なタープとなっています。
一方、チーズタープミニは文字通りチーズタープのミニ版で330×330cmのスクエアタープとなっており、ソロ向けのタープとなります。
単純に大きさが違う他、グロメットやループが半分の8個となっています。
DDタープ(別記事参照)のようによほど複雑なアレンジをしない限りは小型になった分、8個でも足りることが多いと思います。
カラーも3種あり、安価なのでTC系でスクエアタープを探している人にはかなり有力な候補だと思います。
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[FIELDOOR] SQUARE TARP T/C / RECTA TARP T/C
フィールドアのスクエアタープT/C ・レクタタープT/Cはいずれも四角形のT/C製のタープです。
スクエアとレクタで正方形と長方形の違いもあるのですが、スクエア:280×280cm、レクタ:500×435cmなので、大きさの違いのほうが際立ちます。
スクエアは完全にソロ向けでレクタはファミリーキャンプ向けかなと思います。
グロメットやループ数は小型のスクエア型のほうが充実しています。
フィールドアの製品はこのブログでもちょくちょく紹介させてもらっていますが、やはりどの製品もコスパの高さが際立ちます。
レクタもこれだけ大型なのでコスパが高いですが、スクエアについては10,000円を切ってくるのでさらにお得感があります。
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[NEUTRAL OUTDOOR] TC Tarp 4.0
ニュートラルアウトドアのTCタープ4.0は名前の通り400×400cmサイズのスクエアタープです。
サイズ的にはちょうど中間ぐらいでソロなら十分な大きさ、ファミリーキャンプでも超大面積ではないけど普通に行けるかなというサイズでバランスがいいと思います。
また、そのほかにもいくつか特徴的な点があるタープです。
まずグロメットはちゃんとハトメ付きで16個ついていてループも16個と豊富についており、アレンジは非常にしやすいと思います。
重量は6kgとスペックだけ見ると大きさ対比重く感じますが、これはポール2本が付属しているからですね。
この手のタープはポールが付属していないことが多いので、持ってない人にはうれしい点かもしれません。
そして色はダークブラウンとこれまたTC製のタープとしてはけっこう珍しい色かなと思います。
逆に注意する点は付属ポールは2本なのでさらにアレンジする場合はサブポールが欲しいところとポールを買い足す場合、メーカーのポールはスライド式で便利だけどちょっと高いというところです。
ポールは同じメーカーで揃えたい・スライドがいいなどなければ、別メーカーで用意したほうがお得な気がします。
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[Nordisk] Kari 12 / Kari 20
ノルディスクのカーリはノルディスクの中では定番となる有名タープです。
ノルディスクといえばこのホワイトカラーとシロクママークがトレードマークですね。
形はいずれもレクタ型でサイズはカーリ12が400×300cm(12m2)、カーリ20が500×400cm(20m2)となっています。
サイズ的にはカーリ20はファミリーキャンプ向けで、カーリ12はソロもファミリーもどっちも行けるという感じでしょうか。
サイズの他グロメット数にも違いがあり、カーリ12は頂点と各辺の真ん中で8個、カーリ20はさらに長辺の真ん中の両側に2個あるので計12個です。
ウトガルドなどノルディスクのテントと接続するときは12個あったほうがいいようですが、通常は8個でも十分な汎用性があると思います。
ノルディスクはとてもオシャレですがやはりお安くはないので、テントも含めてアスガルドやアルフェイムなどノルディスクで揃えたい!というときは抜群にオススメですが、それ以外は少し手が出しづらいのかなと思ってしまいます。
もちろんここはお金をかけられる!という人には非常におススメですね。
ちなみにポールはスチール製が付属しています。
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[タトンカ] タープ1TC / タープ2TC / タープ4TC
タトンカはドイツのメーカーで、ポリコットンのタープの中ではかなり定番のメーカーです。
商品名は極めてシンプルでタープ1TC~タープ4TCで全部で4種類あります。
このうちタープ1TC、タープ2TC、タープ4TCがレクタでタープ3TCがウイングなので、レクタを3種類紹介したいと思います。
商品名の並びとしては非常にわかりづらいですが、サイズはタープ1TC>タープ4TC>タープ2TCの順になっています。
タープ1TCは445×425cmなのでけっこう大型でファミリーキャンプにもOKです。
タープ2TCは300×285cmなのでソロ用かなという感じで、タープ4TCはその間の400×285cmでどっちも行けますが、けっこう細長いので大面積を重視したいならタープ1TCが一番良いかなと思います。
サイズ以外ではグロメットに特徴があり、いわゆるハトメがついているグロメットとベルトに切れ込みが入っているだけのグロメット?があります。
スペック表のカッコ内は切れ込みが入っているだけのも含めたグロメット数です。(文字だけだと分かりづらいのでリンク先のブログ様をご参考にいただけると分かりやすいです。)
また、ループは頂点と辺だけでなく面にもついている(+4などは面についている数)ので、よくDDタープなどでされるステルス張りなどやアディロンダック張りなどの凝った張り方をするときにも役に立つと思います。
が、正方形ではないので、普通にAフレーム張りをしたときに外から引っ張るぐらいが使いやすいでしょうか。
※余談ですが、タトンカとエバニューでほとんど同じものが出ていますが、物としてもほとんど同じようです。
ただしロゴはエバニューのものは当然エバニューになっているようなので、ブランドはあんまり気にしないよ、という人はエバニューでも問題ないように思います。
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[テントファクトリー] TCレクタングタープ
テントファクトリーのTCレクタングタープは445×425cmということでほとんどスクエアですが、一応レクタという形状です。
テントファクトリーのTC生地の特徴はなんといってもポリエステル:コットンが45:55で通常よりもコットン比率が高いながらも、2,000mmの高い耐水圧であることです。
タープなので大雨が降っているときは耐水圧に頼るというよりも、張り方を変えて雨水が流れるようにしてやることが先決だとは思いますが、それでも化繊並みの高い耐水圧があるのは安心材料ではあります。
ただし、これは表面のコーティングによって得られているので、
- TCの綿っぽい風合いは弱まって、若干ツルツルしている
- 耐結露性は弱まる
という点は注意が必要です。
逆に用途的に問題なければお値段含めてかなり優秀なタープといえると思います。
ちなみにカラーはベージュとモスグリーンの2色展開です。
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スペック比較
【ソロ用:DOD チーズタープミニ vs タトンカ タープ2TC vs FIELDOOR スクエアタープ T/C】
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ソロ用のタープとしてはDODチーズタープミニ、FIELDOORスクエアタープ、タトンカ タープ2TCのどれかという形になると思います。
大きさはけっこう似ていますが、まずは形でレクタならタトンカ、スクエアならDODかFIELDOORで、あとはサイズでどちらかという選び方になると思います。
他はループ数によるバリエーション重視でFIELDOORというのももありかなと思います。
【ファミリー用・スクエア:DODチーズタープ vs ニュートラルアウトドア】
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ファミリー向けのまずはスクエアですが、スクエアまで絞ってしまえばあとはこの2択かと思います。
グロメットなども同じでアレンジ性は大きく変わらず、大きさが分かりやすく違うので、これは大きさで選ぶのが良いと思います。
あとニュートラルアウトドアはポールがついていることもあって価格も高くなってしまっているので、値段でチーズタープとしてしまうのも大いにありと思います。
【ファミリー用・レクタ:FIELDOORレクタタープT/C vs タトンカタープ1TC vs テンファクTCレクタングタープ vs タトンカタープ4TC】
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既に大きい順に並べてありますが、ファミリー向けレクタも基本はサイズで選べばよいと思います。
タトンカの1TCとテンファクのTCレクタングはサイズは一緒なので、この2つで迷ったら、
- 在庫有無
- グロメット・ループ数
- カラー
- TCの風合いと耐水圧
- 値段
で決めればよいです。
特に値段は下手したら2倍ぐらい違うので、分かりやすく比較できると思います。
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最後に一応ノルディスクもあらためて載せますが、ノルディスクの場合はもはやノルディスクがよい!ということ自体が決め手になるのかなと思います。
おわりに
今回は焚き火に強いTC素材のレクタタープ・スクエアタープを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
かなり数がたくさんあるので、正直比較はけっこう大変だと思いますが、スペック比較を見てもらえると分かりやすいのではないかと思います。
自分の納得のいく後悔のないギア選びは実はけっこう難しいですが、今回の記事もみなさんのタープ選びの一助になれば幸いです!
別の形のタープも気になるという人はこちらもご覧ください。
ポール探しはこちらをご覧ください。
Photo by Courtnie Tosana on Unsplash
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