ソロキャンプにもってこいのテンマクデザインのパンダシリーズ!
最近は空前のソロキャンブームで自分も挑戦したい!と思っている人は多いのではないでしょうか?
ソロキャンをするにはとにもかくにもテントがないと始まりませんが、ソロキャンプにちょうどいいテント選びってなかなか難しいですよね。
実は、ソロキャンパーの間で人気を集めているモデルにテンマクデザインのパンダシリーズというのがあります。
このパンダシリーズがソロキャンに適しているのは、何と言ってもミニマルでありながら、前室もあるという使いやすさにあると思います。
この記事では、ソロキャン向けのテントとしてテンマクデザインのパンダシリーズについてバリエーションも含めて紹介したいと思います。
記事を読み終えると、ソロキャンにちょうどいいパンダシリーズの違いに詳しくなれると思います!
この記事はどんな人向け?
・ソロキャンにちょうどいいテントが知りたい人
・パンダシリーズについて知りたい人
目次
- ソロキャンプ向けのテントとは?
- テンマクデザイン パンダシリーズの特徴
- テンマクデザイン×キャンパンダ パンダ レッド
- パンダライト
- パンダTC+(プラス) / パンダTC
- パンダVC+(プラス) / パンダVC
- おわりに
ソロキャンプ向けのテントとは?
なにをもってソロキャンプ向けとするのかは、実は人によって求めるものが違うので難しいところです。
が、ソロキャンプの良さは自由さや気楽さとともに、手軽さやミニマルさに求めている人も多いのはないでしょうか?
今回はそういった手軽さやミニマルさに通ずる携行性と居住性の両立をポイントとしてパンダシリーズを取り上げてみました。
ソロでの携行性についてはパンダシリーズの中でも少し差がありますが、このあと詳細に見ていきたいと思います。
テンマクデザイン パンダシリーズの特徴
小型のインナー付きワンポールテント
テンマクデザインのパンダシリーズはインナー付きのワンポールテントです。
扁平でありながらシャープなトンガリはちょっとLocus GearのKhufuに通ずるところもあり、なんとも美しいです。
ソロにうってつけ(さすがにソロじゃないと厳しい)のコンパクトさが魅力ですね。
しかし、これだけコンパクトでありながら、インナーがハーフなので前室が付いているのがニクいです。
タープなしでもプライベート感を確保しつつお座敷スタイルでのんびりできます。
これが携行性と居住性を高度にバランスしているポイントですね。
主にカラー&素材違いの全4種類展開
パンダシリーズは全4種類展開となっており、パンダレッド、パンダライト(グリーン)、パンダTC(サンドカラー)、パンダVC(ホワイト)があります。
違うものは違う色になっているので分かりやすいです。
ビビッドなレッド、意外とあまり見ない色味のグリーン、定番のサンドカラー、コットン感満載のホワイトとどれもなかなかいい色ですね。
また、大きさは
パンダレッド=パンダライト<パンダTC=パンダVC
となっており、わずかな差なのですがポリコットンシリーズの方がやや大きくなっています。
素材はパンダレッドとパンダライトは同じポリエステルですが、ライトの方はデニール数が下がっており、薄く軽量化されています。
パンダライトは総重量が1.94kgとなっており、山岳テントに迫る軽量性なので、そういった使い方もアリかもしれません。
一方、やや大きくなるパンダTCとパンダVCはいずれもポリエステルとコットンの混紡生地となります。
TCとVCの違いは以下です。ちなみにVCはバリューコットンの略です。
- TC:ポリエステル65%コットン35%
- VC:ポリエステル40%コットン60%
おおざっぱにいうと比率がだいたい逆転している感じです。
これにより見た目や手触りには大きく変化があり、生地の性質も応じて変わってきます。
ポリエステルライクとコットンライクのいずれが良いかは、見た目としても性能としても好みが分かれるところかなと思います。
使いやすく手入れがしやすいのはやはりTCだと思いますが、耐焚き火性やホワイトという見た目はVCならではだと思いますので、よく考えて選びましょう。
※TC生地について詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
前室があり、インナーなしのフロアレスも可能な自由度の高さ
上述の通りですが、インナーテントがハーフタイプのため、その部分が前室として機能します。
山岳系の小型テントだと前室はあるものの、靴を置くぐらいしかできないものが多いですが、パンダシリーズはお座敷スタイルが可能なぐらいには前室が広いです。
また、お座敷ならばいっそということで、インナーテントなしのフロアレススタイルで楽しむ人もけっこういらっしゃいます。
こういった各々のスタイルにあった自由度の高さも人気のひとつだと思います。
スカートはない
テンマクの製品となるとついついサーカスTCを基準に比較したくなってしまうのですが、小型のソロ用テントなのでスカートはついてません。
ただ、ポリコットン幕なのでそれでも雪中キャンプを決行する人はやはりいますね。
※追記
パンダTCとパンダVCはスカートがついてリニューアルしました!
それぞれパンダTC+とパンダVC+という名前で公式サイトもできています。
パンダTCの公式ページは削除されてしまったので、パンダVCもそのうちなくなってしまうと思います。
発売時は熾烈な争奪戦となるかと思われましたが、意外とそうでもなかったというのが印象です。
パンダTC+もパンダVC+も基本的な販売チャンネルはWILD-1の楽天市場店かYahoo!ショッピング店のようで、Amazonにも徐々に流れてきていますが、値段が増されているので、今のところは楽天かYahooからの購入がオススメです。
テンマクデザイン×キャンパンダ パンダ レッド
素材
フライシート
40Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング)※ベンチレーターを除く
インナーボトム
68Dポリエステルタフタ(PUコーティング)
耐水圧
1,500mm
収納サイズ
(約)430×240×130(高)mm
組立サイズ
(約)2,400×2,400×1,500(高)mm
インナーテントサイズ
(約)2,200×1,000×1,350(高)mm
重量
(約)2.26kg
付属品
ポール×1本、張り綱×4本、ペグ×14本、収納袋×4
原産国
ベトナム引用元:テンマクデザイン公式サイトより
ビビッドな赤が目を惹くこいしゆうかコラボモデル
パンダレッドはテンマクデザインがこいしゆうかさんというイラストレーター兼キャンプコーディネーターとコラボして開発したテントです。
女性目線で作ったということでこれだけ目を惹く珍しい赤色になったんでしょうか?
この赤さが功を奏してか、かわいいキャンプサイトにアレンジする人が多い気がします。
赤いアイテムで揃えるのは温かみもありポップでオシャレですね!
ちなみにパンダレッドはパンダシリーズのオリジナルモデルですが、2019年にリニューアルしています。
以前と変わったところは以下です。
- インナーテントの向きが縦でも横でもつけられるようになった
- ファスナー素材
- ロゴデザイン
サイズなどは変わらずマイナーチェンジといっていいと思いますが、1つ目の変更により前室に自転車を入れたりすることも可能になり、これからもより人気がでそうです。
パンダライト
素材
フライシート
リップストップナイロン20D(PUシリコンコーティング)
インナーウォール
メッシュ
インナーボトム
リップストップナイロン20D(PUシリコンコーティング)
耐水圧
フライシート
1,500mm
インナーボトム
1,500mm
サイズ
組立サイズ:
フライシート
(約)2,400×2,400×1,500(高)mm
インナー
(約)2,200×1,000×1,350(高)mm
収納サイズ
(約)520×140mm
重量
総重量
(約)1.94kg(ペグ/張り綱/収納ケース含む)
本体重量
(約)1.55kg(フライ/インナー/ポール)
付属品
ポール×1、ペグ×12、張り綱×4、収納ケース
原産国
ベトナム引用元:テンマクデザイン公式サイトより
パンダからより軽量に、よりソロキャン向けになったモデル
パンダライトはサイズなどの基本的なスペックは通常のパンダレッドと同じですが、生地を薄くして軽量化しています。
パンダレッドの2.26kgもかなり軽いですが、パンダライトはさらに1.94kgまで軽量化に成功しています。
ソロキャンということで身軽な方がいいのは間違いないですが、特に自転車ツーリングキャンパーやバイクツーリングキャンパーにはうってつけなのではないかと思います。
軽量化は生地を薄くすることによって実現しているので、冬は厳しいと思いますが、3シーズンぐらいは余裕で行けそうなテントです!
パンダTC+(プラス) / パンダTC
素材
フライシート
ポリエステル65%、コットン35%(表面撥水加工)
インナーボトム
ポリエステルタフタ68D
耐水圧
インナーボトム1,500mm
サイズ
フライシート
270×270×170(H)cm
インナー
250×115×155(H)cm
収納サイズ
(約)53×23×19cm(49×25×16cm)
重量
総重量 (約)6.28kg(5.44kg)
フライ・インナー:4.38kg(フライ:2.75kg、インナー:0.8kg)
収納ケース:260g
付属品
ポール×1本、張綱×4本、ペグ×14本、収納ケース
原産国
ベトナム
※括弧内のスペックはパンダTCのもの。引用元:テンマクデザイン公式サイトより
大人気のTC素材を取り入れた待望のモデル
日本でTC幕の火付け役となったのは間違いなくサーカスTCだと思いますが、パンダTCでも待望のTCバージョンが発売されています。
SNSのにぎわいを見てもやはりパンダTCが一番人気なのかなーという印象です。
TC素材のいいところはやはりオールシーズン対応であることですので、デイキャンプやサマーキャンプだけでなく、雪中キャンプのようなハードな使い方をしている人が多いです。
逆に言うと、それだけ過酷な環境でも耐えうる幕がこのパンダTCなのかなと思います。
上述のようにパンダTCはスカートがついてパンダTC+として生まれ変わりました。
パンダTC+はスカートがつくというのが一番大きな違いで、
- スカートの素材はTC製
- スカートはトグルでまとめられて、状況によって使い分け可能
ですが、基本的なスペックはパンダTCから変わっていません。
重量についてはスカートが付くことで800gちょっと重くなっています。
旧バージョンのパンダTCはネットではほとんど出尽くした感がありますが、店頭などにあればその現品限りだと思います。
逆にスカートはいらない!という人は見つけた時が最後のチャンスと思ったほうがよさそうですね。
パンダVC+(プラス) / パンダVC
素材
フライシート
コットン混紡生地(VC)、コットン60%ポリエステル40%
表面撥水加工
インナーボトム
ポリエステルタフタ68D(PUコーティング)
ポール
アルミニウム
耐水圧
インナーボトム1,500mm
サイズ
組立サイズ:
フライシート
(約)2,700×2,700×1,700(高)mm
インナーテント
(約)2,500×1,150×1,550(高)mm
収納サイズ(約)
(約)530×250×180(高)mm(490×250×160mm)
重量
(約)6.29kg(5.26kg)
本体重量(フライ・インナー・ポール)
(約)4.82kg
収納ケース
(約)260g
原産国
ベトナム
※括弧内のスペックはパンダTCのもの。引用元:テンマクデザイン公式サイトより
TCよりもコットン比率を上昇させたVCモデル
どこの会社もポリエステル65%・コットン35%のTC幕が多い中、VC素材のパンダVCは稀有な存在と言えるかもしれません。
それもそのはずVC(バリューコットン)はテンマクデザイン採用の新素材らしいです!
新素材VC(バリューコットン)について
コットン60% ポリエステル40%の新素材 TC(コットン35% ポリエステル65%)と比べ遮光性がUPし風合いもよくなっております。またコットンが増えたことで結露も更に出にくい素材です。
引用元:テンマクデザイン公式サイトより
つまりメーカー曰く、TCと比べてより
- 遮光性が高い
- 結露しにくい
- 風合いがよい
というところがポイントのようです。
メーカーからは難燃加工はしておりませんと再三注意があるので油断は禁物とはいえ、コットン比率が増したことにより耐焚き火性も確実に増していると思います。
この新素材VCの数字の混紡比率を見てもあまりイメージがわきませんが、実際触ってみるとかなりコットン感が強くなっていることが分かると思います。
あとは何よりこのホワイトカラーもオシャレでいい感じですよね!
ホワイトカラーというと、個人的にはNordiskのアスガルドが真っ先に浮かぶのですが、ホワイトカラーのテントはアスガルドをはじめとしてオシャレなものが多いです。(偏見?笑)
最近はTC人気もあってサンドカラーやベージュが多かったので、ホワイトでオリジナリティを出してキャンプをしてみてはいかがでしょうか?
パンダTCに続いて、パンダVCもスカートが付いたことで冬キャンのすきま風に強くなり、よりオールシーズンで楽しめるようになったと思います。
パンダVCはまだ旧モデルのスカートなしがネット上にも残っているようですが、スカートなしでいい!という人は現品限りだと思うので、今のうちにゲットするようにして下さい。
逆にスカート付きのパンダVC+が欲しいよという人は少し在庫に余裕がありそうな雰囲気ですので、じっくり考えてみてもいいかもしれません。(とはいえ油断は禁物ですが)
おわりに
テンマクデザインのパンダシリーズについて紹介してきましたがいかがでしょうか?
ソロキャンに適した4種類のパンダシリーズの違いについて理解し、自分に最適なパンダがどれか分かっていただけたのではないでしょうか。
四者四様で個性的なテントだと思うので、自分にぴったりなテントを見つけてぜひソロキャンを楽しんでください!
パンダだと少し小さいんだよなぁという人はやはりサーカスシリーズという選択になると思います。
サーカスシリーズについてはよろしければこちらもどうぞ。
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