デッドスペースの多いワンポールテントには穴あきテーブルを活用!
ワンポールテントってかっこいいんだけど、真ん中のポールが邪魔で…という人は多いのではないでしょうか?
ワンポールテントは特にティピーテントの場合、外周部は背が低くデッドスペースになりやすいですが、中央のポール部分も特に工夫をしないとデッドスペースになってしまいますよね。
しかし、実はワンポールテントのデッドスペースをうまく活用しようという専用のアイテムはけっこうたくさん発売されています。
ということで今回はワンポールテントのレイアウトを効率化するのに役立つテーブルを主に紹介したいと思います。
これで過ごしやすい快適なワンポールライフを手に入れましょう!
この記事はどんな人向け?
・ワンポールテントの真ん中のポールが邪魔な人
・ワンポールテントのデッドスペースをうまく活用したい人
目次
ワンポールテントのデメリットはデッドスペース
ワンポールテントってトンガリ三角がかわいい!ということで最近大人気のテントですが、やはり一番のデメリットはデッドスペースが生まれやすいところです。
- 構造上外周部は必然的に高さが低い
- ワンポールで簡単設営な反面、そのワンポールがど真ん中にくる
この2点が本質的な原因となっています。
1つ目の問題は特にティピーテントを想定した時の問題ですが、これは
- コットや寝床など背の低いものを外周部に配置する
- ベルテントのように周囲が立ち上がっているものを使う
などである程度解消可能です。
2つ目はワンポールテントで最も本質的な問題となる部分ですが、
- レイアウト・ファニチャーなどで真ん中を活用する
- ポールを二又化して真ん中をあけてしまう
などの解決法があります。
今回はこの本質的な問題2つを解決するギアを具体的に見ていきたいと思います!
ワンポールテントには王道の穴あきテーブル
真ん中を活用したいなら穴あきテーブルでポールの周りを活用するのが一番手っ取り早いです。
ワンポールテント用のテーブルといってもいろいろありますが、注意点は当然ながらテントのポールが入る穴の径のテーブルを選ぶことです。
とても当たり前のことですが、あとから入らないことに気付くと辛いので気を付けましょう。
参考に例を挙げると、最近ワンポールと言えばといった感があるテンマクデザインのサーカスTCでは32mm、テンティピのオニキスも9サイズは32mmだけど、15サイズは45mmといった感じです。
テントが大きくなるほど当然強度が必要なので、自分のお持ちのテントのポール径を測ってみて合いそうなものを選んでみましょう。
[DOD] ワンポールテントテーブル
【スペック】
形状:円形
直径:90cm
穴サイズ:36mm
脚の高さ:29.5、35、41.5cmの3段階調整
重量:4.7kg
耐荷重:30kg引用元:DOD公式サイトより
DOD(ティーオーディー)のワンポールテント用のその名もワンポールテントテーブルです。(そのまんま)
直径90cmで十分な大きさがある円形のテーブルです。
高さ調整が29.5、35、41.5cmと3段階調整できるので、お座敷からロースタイルまで使い勝手はいいと思います。
また、穴サイズは36mmで、35mmぐらいまでのポールなら通すことができます。
[DOD] テキーラテーブルシリーズ
【スペック】
形状:楕円
サイズ:91×56cm
穴サイズ:36mm
脚の高さ:テキーラローレッグで約25cm、テキーラレッグで約45cm
重量:組み合わせ次第、テキーラウッドプレートC:5.2kg、テキーラウッドプレートM:1.4kg、テキーラレッグM×2:1.6kgなど引用元:DOD公式サイトより
これまたDODからテキーラテーブルシリーズですが、名前からして先ほどのワンポールテントテーブルとは違って凝った仕様です。
これは珍しいことにテーブルの天板と足部分が別々に売っていて、なおかつサイズ感などがいろいろとカスタマイズできる仕様になっています。
一見面倒ですが、キャンプ好きだとこういう組み立て、カスタマイズ性にグッとくる人も多いのではないでしょうか?
引用元:DOD公式サイトより
このように形で組み合わせ次第でかなり好きな形に作り替えることができるのは魅力ですね!
[ニュートラルアウトドア] バンブーラウンドテーブル
【スペック】
形状:円形
直径:94cm
穴サイズ:90mm
脚の高さ:36~50cmの無段階調整
重量:9kg
耐荷重:30kg
ニュートラルアウトドアのバンブーラウンドテーブルは竹の質感が独特な円形のテーブルです。
大きさはDODのワンポールテントテーブルと同じぐらいですが、収納時に3分割の扇形になるところがポイントです。
穴のサイズは90mmとかなり大きく、これを通せないポールはないと思います。
高さも無段階調整となっているため、自分の狙った高さにできるのもいいですね。
重量は9kgとやや重めですが、オートキャンプであればそこまで問題にならないかなと思います。
[ニュートラルアウトドア] バタフライバンブーテーブル
【スペック】
形状:長方形
直径:70×50cm
穴サイズ:90mm
脚の高さ:36~51cmの無段階調整
重量:4kg
耐荷重:30kg
ニュートラルアウトドアからもう一つ、形違いのバタフライバンブーテーブルです。
バンブーラウンドテーブルがコンパクトになって軽量化したイメージです。
長方形でなおかつじゃばら状に折りたたむことができるので携行性がかなり良くなっています。
コンパクトですがこちらも穴のサイズは90mmでかなり大径のポールまで通すことが可能です。
[YOKA] トライポッドテーブルラウンド
【スペック】
形状:円形
直径:直径40cm
穴サイズ:40mm
脚の高さ:15cm
重量:650g引用元:YOKA公式サイトより
YOKAのトライポッドテーブルラウンドは比較的小型のワンポールテント用テーブルです。
高さも15cmとかなりお座敷スタイル向けのこじんまりとした大きさになりますが、特筆すべきはその軽さでわずか650gしかありませんので、今回紹介する中ではダントツの軽さとなります。
ファミリーでワイワイ使うには向きませんが、ソロでしっぽり使うには軽さもサイズ感もなかなかちょうど良いです。
穴サイズも標準40mmで十分なサイズがありますが、購入時にカスタムメイドで大きさを変えることができるので、そちらもうれしいポイントです。
[キャプテンスタッグ] CSクラシックス ヘキサセンターテーブル <96>
【スペック】
形状:六角形
直径:97×84.5cm
穴サイズ:35mm
脚の高さ:27cm
重量:11kg
耐荷重:10kg引用元:キャプテンスタッグ公式サイトより
キャプテンスタッグからはヘキサセンターテーブルの紹介です。
円形、長方形ときてこれはヘキサタイプとなりますが、キャンプグッズは何かとタープやワンポールテントの床面などヘキサ形状のものがあるので、他のギアとマッチしたオシャレなサイトづくりに貢献できるかもしれません。
穴のサイズも35mmとだいたいのポールが通せるサイズとなっています。
木製で11kgと重いですが、収納は半分に折りたたむ形で収納ケースも付属しているので比較的持ち運びやすいと思います。
引用元:キャプテンスタッグ公式サイトより
また、キャプテンスタッグのヘキサグリルテーブルと組み合わせてテーブルを拡張することができます。
ヘキサグリルテーブルは後述ですが、汎用性が高いので両方持っているとバリエーションが出せて臨機応変に使えるので、セットで買ってしまうのもアリですね。
こんなのもアリ?焚き火テーブルが使える!
中心にぴったりの穴が開いていればスッとポールを通せて気持ちよいわけですが、ポール径を測ったりめんどくさい…という人は大は小を兼ねる!ということで真ん中が中空の焚き火テーブルを使ってみてはいかがでしょうか?
ポールにぴったりこない分、多少デッドスペースは生まれますが、手軽に焚き火テーブルを流用できてなかなか使い勝手がいいのではないでしょうか?
[キャプテンスタッグ] CSクラシックス ヘキサグリルテーブル <137>
【スペック】
形状:六角形
直径:137×120cm
中空部サイズ:97×84.5cm
脚の高さ:27cm
重量:11kg
耐荷重:10kg引用元:キャプテンスタッグ公式サイトより
上述のヘキサセンターテーブルのところでも紹介したキャプテンスタッグのヘキサグリルテーブルですが、こちらのテーブルは組み立てにバリエーションがあって面白いテーブルです。
台形のテーブルを6個組み合わせてヘキサ、矢じり形状?(上図の3方向にのびているやつです)、変形レクタと組み合わせ次第でパズルみたいに形を変えることができます。
他にも2個ずつ使って3人でテーブルとして使ったり、1個ずつ6人でも十分に使えると思います。
合計14kgで1つの横幅も70cm弱ぐらいあるので、おそらく写真で想像するより巨大ですが、こちらも大きめのテントや車をお持ちのファミリーキャンパーにはオススメですね。
[ハイランダー] プライウッドテーブル
【スペック】
形状:六角形
直径:105.5×92cm
中空部サイズ:61×53.5cm
脚の高さ:29.5cm
重量:6.2kg
耐荷重:30kg引用元:ナチュラム公式サイトより
ハイランダーのプライウッドテーブルは組み立て式の少しロマンを感じるタイプの机です。
肉抜きされたパーツでこの手の木製テーブルとしては比較的軽めの6.2kgでパズルのように組み立てるのが何とも面白いです。
キャプテンスタッグのヘキサグリルテーブルのように組み立てにバリエーションがあるわけではありませんが、キャンプの度にこのテーブルを組み立てるのが面倒でもあり、楽しみにもなるのではないでしょうか?
サイズ的にはユニフレームのファイアグリルがちょうどぴったりおさまるサイズで、付属の収納ケースにすっきり収めることができます。
まったく別の発想でポールを二又化!
二又(二股?)化をやると真ん中のスペースをあけるというかなり根本的な解決ができるのですが、もはやワンポールじゃなくね?という気がしなくもないのですが、背に腹は代えられない!ということでワンポール使いのキャンパーさんたちの間では人気のアレンジです。
[DOD] フタマタノキワミ/フタマタノサソイ
引用元:DOD公式サイトより
二又化を手軽に実現するのがDODのフタマタノキワミ、フタマタノサソイです。
ちなみにフタマタノサソイはポールなしで、キワミはポール有りのセットです。
オガワのツインピルツフォークでも純正の二又ポールオプションがありますが、フタマタノキワミは長さや開き具合が調整できるというあらかじめ様々なテントに適用することを想定して作られた商品です。
高さ300cmまでのテントに対応しており、テンマクデザインのサーカスTCでも二又化しているキャンパーさんが多くいます。
ワンポールではなくなるので、多少設営の工程は増えます。
特に地面が平らでなかったりすると、開き具合などのに気を使うようですね。
たとえ、ワンポールの定義を逸脱しても手持ちのギアを使って真ん中を活用したい!という場合にはうってつけのアイテムです。
おわりに
ワンポールテントの真ん中のデッドスペースを活用するためのギアをテーブルを中心に紹介してきましたがいかがでしたか?
穴あきテーブルを真ん中に配置することでだいぶ居住性は変わって来ると思いますので、真ん中のスペースに頭を悩ませている人はぜひ導入してみてはどうでしょうか?