【焚き火に強い】TC素材のペンタタープ6選!
みなさんはキャンプのときにタープを使いますか?
タープを張るとリビングスペースを作ることができるため大幅に快適になりますが、一方で風向きや太陽の向きと気を遣うところが増えたりします。
そしてもう一つ気を使わなければならないのが焚き火対策です。
焚き火で上がる火の粉はなかなか曲者でポリエステルなど化繊の生地に当たるとすぐに穴が開いてしまうので、タープを高めにする・焚き火が風下になるようにする・爆ぜない薪を使うなどいろいろと対策をとると思います。
が、風向きなどは変わりますし、薪も結局のところ使ってみるまでは爆ぜるか否かはわからなかったりするので、確実な対策を打つのはけっこう難しいです。
そこで役に立つのがTC素材をはじめとしたコットン系素材のタープです。
コットン系の生地は燃えないわけではありませんが、綿が混紡されることで火の粉ぐらいであればすぐに穴が開いてしまう確率は大幅に低減します。
TC素材のタープの中にももちろんいろいろな形があるのですが、今回は特にペンタ型のタープを紹介していきたいと思います。
基本的に小さめでソロやデュオ向けのものが多いペンタタープですが、中にはファミリーでも使える大きめなものもあるので、サイズ感や重さなど各モデルを詳しく比較していきたいと思います。
この記事はどんな人向け?
・ペンタタープを探している人
・焚き火に強いタープを探している人
・TC生地のタープを探している人
目次
そもそもペンタタープとは?
美しい張り姿、意外な使い勝手の良さ。
ペンタタープとは読んで字のごとく、ペンタゴン(五角形)型のタープのことです。
普通はタープといえばヘキサ(六角形)だったり、レクタ・スクエア(四角形)が多いですが、ペンタタープも使ってみると意外と使い勝手が良いです。
張り姿もとても美しく、単体で使うのもよし、テントと連結するもよしです。
テントと連結するときも五角形の頂点をテント側にしてもいいですし、辺をテント側にしてもよいです。
どちらかというとソロや少人数で焚き火とともにしっぽりと時間が過ぎるのを楽しむのがペンタタープにはお似合いな感じがしますが、大きめのモデルを選べばファミリーでも対応は可能だと思います。
ただし、ファミリーで大面積を確保することが目的の場合は、他の形状にも視野を広げてみたほうが良いと思います。
焚き火に強いオススメのペンタタープ6選!
スペック比較
まずスペックを比較して違うのはサイズ・重量はもちろんですが、TCの混紡比率です。
TCとはテクニカルコットンやポリコットンと呼ばれるポリエステルとコットンを混紡して織られた生地のことです。
コットン(綿)を織り込むことで焚き火に強くなっており、多くの場合はポリエステル:コットン=65:35の比率のことが多いですが、コットンの比率が多くなっているものや、オールコットンのものもあります。
ですが、必ずしもコットンの比率が高ければよいというわけでもないのが難しいところで、コットンの比率が高いほど火の粉には強くなりますが、乾きにくさやカビやすさが増したり、重くなったりします。
表面の撥水加工はしてあるので極端に神経質になる必要はなく、違いや特徴を知ったうえで用途に合わせて選べれば問題ないと思います。
サイズは400cm前後のものが多いですが、ムササビウイングのグランデだけダントツで大きく、次いでトラピゾイドタープ450ポリコットンが大きいです。
この2つ、特にムササビウイングのグランデはファミリー用途でも使えると思いますが、他は大人数で使うのは厳しいと思います。
重量は多少前後しますが、基本的にはだいたいサイズに応じてという感じです。TC製なので基本的には重めですね。
耐水圧は書いていないものが多いのですが、おそらく全部だいたい350mmぐらいと思われます。
化繊のものに比べると非常に低く感じますが、生地が水を吸って膨張することで水を通さなくなりますし、撥水加工もしてあるので浸水することはよほどの荒らしでなければ問題はないと思います。
ちなみにポールはどれも付属していないので、別途用意する必要があります。
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TCについてよくご存じでない人は、よろしければこちらの記事をご覧ください。
[tent-Mark Design(テンマクデザイン)]
ムササビウイング13ft. TC”焚き火”バージョン
ムササビウイング13ft.コットン”焚き火”バージョン
ムササビウィング19FT.グランデ VC焚き火バージョン
テンマクデザインのムササビウイングはペンタタープの中ではかなり有名でご存じの人も多いモデルだと思います。
ムササビウイングはサイズや素材違いがいろいろ出ていますが、共通するのは何といってもその美しい張り姿で、ムササビウイングを選ぶ場合は何よりもそのデザインが決め手になるのではないかと思います。
名前の通り手足を広げたムササビのような姿はロースタイルでシェルターのように使ってもいいですし、同じくテンマクデザインのパンダTCのような小型のワンポールテントと接続しても相性がいいです。
コットン系のモデルは全部で3つあり、混紡比率は以下の通りです。
- TC(ポリエステル:コットン=65:35)
- コットン(コットン100%)
- VC(ポリエステル:コットン=40:60)
比率は違いますが、フルコットンであっても燃えないわけではないですし、性能にそこまで大きな差があるわけではないので、色やサイズで選ぶのもありです。
ちなみにTCとコットンはほとんどサイズが一緒ですが、VCはグランデとついている通り、だいぶ大きいのでVCの場合は確実にサイズで選ぶのが良いと思います。
※VCはバリューコットンの略らしいです。
[キャンパルOgawa] システムタープペンタ4×4T/C
オガワのシステムタープペンタ4×4T/Cは今回紹介する中では中ぐらいのサイズのペンタタープです。
サイズは中ぐらい、素材はいわゆる普通のTCでポリエステル:コットン=65:35なので、それだけだとあまり特徴がないですが、システムタープペンタ4×4T/Cを選ぶとしたら一番の決め手は小川張りのときに便利なセッティングテープが付属していることだと思います。
小川張りとはタープとテントをつなげて張ることですが、テントの裏側にポールを立て、テントの上に張り綱を渡す必要があるので、小川張りの由来だけあって、きれいにつなげて張るにはやはりオガワのセッティングテープがあるとやりやすいです。
セッティングタープは買うと地味に高いので、せっかく付属なのではじめからテントと接続して使うことがを想定している場合には特にオススメです。
[Hilander(ハイランダー)]
トラピゾイドタープ ポリコットン
トラピゾイドタープ450 ポリコットン
ハイランダーのトラピゾイドタープポリコットンは2サイズ展開されているポリコットン製ペンタタープです。
ちなみに同じサイズでポリエステル生地のものもあります。
このトラピゾイドタープを選ぶとしたら、2サイズ分かりやすく分かれているので、使いたい人数で選びやすいことのほか、何と言っても圧倒的な安さが決め手になると思います。
価格はその時によって変わるので下記リンクから最新の価格をご確認いただきたいですが、ざっくり言うとテンマクデザインやオガワの半額ないし、それ以下というイメージです。(小型で1万以下、450のほうでも1万ちょいぐらいだと思います。)
だからと言って品質が低いということはなく、ポリコットンの持つ焚き火の火の粉耐性や遮光性なども問題ないですし、見た目の風合いも悪くないです。
ブランドをあまり気にしないのであれば、正直ハイランダーがベストバイなのではないかと思います!
おわりに
今回は焚き火に適したTC(ポリコットン)製のペンタタープを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
選び方としては
- コットンにこだわりたい⇒混紡比率
- 人数が多いor少ない⇒サイズで選ぶ
- シンプルに値段で選ぶ
が基本になると思います。
デザインは基本的にTC特有のベージュっぽい感じなので、選ぶ決め手にはなりづらいですが、ムササビウイングのグランデの緑やコットンバージョンの白に魅力を感じる場合は、色で選ぶのもありですね。
焚き火性能としてはどれも申し分ないと思うので、上記のような観点でみなさんのタープ選びの一助となれば幸いです!
良かったら合わせてタープに合わせたポール選びもご覧ください。
また、別形状のタープをお探しの人はこちらもどうぞ。
Photo by Gary Sandoz on Unsplash
2件のピンバック
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