【登山レポート】雲取山⇒テント泊⇒三峯神社コースガイド

みなさんは雲取山って知ってますか?
実は東京都で一番高い山で、日本百名山にも数えられる山だったりします。
今回は無雪期に雲取山⇒雲取山荘⇒三峯神社のルートで一泊二日のテント泊登山をしたので、行き帰りの交通手段や途中のポイントなどとともに紹介します!

雲取山登頂を目指している人はテント泊予定の人も、山小屋泊予定の人もぜひ参考にしてみてください。

この記事はどんな人向け?
・雲取山登頂を目指している人
・雲取山でテント泊をしたい人
・雲取山で山小屋泊をしたい人

目次

  1. 基本情報
  2. コース・行程
  3. 注意点まとめ
  4. おわりに

基本情報

概要

  • 名称:雲取山(くもとりやま)
  • 標高:2017m
  • 所在地:東京都と埼玉県と山梨県の境のあたり
  • 備考:日本百名山の1つ
  • 主要な登り方雲取山荘で1泊して反対側の三峯神社側に降りる人が多いようです。もしくはその逆のルート。
    鴨沢ピストン(頂上まで行って同じ道を引き返して下山すること)をする人もかなり見られますが、健脚と早起きが必要なので、初めて登る方はまず一泊のルートがオススメです。
    三峰口駅まで歩くこともでき、登山口と下山口は豊富。

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アクセス

今回は、
 登山口:鴨沢バス停
⇒テント泊:雲取山荘
⇒下山口:三峯神社
というルートで行きましたので、このルートを前提としてご紹介します。

登山口と下山口が別の場所ですので、車などではなく電車で登山口までアクセスし、電車で帰ってきます

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行き

・バス停

奥多摩駅からバスで鴨沢バス停を目指します。
雲取山行のバス停は2番乗り場です。
奥多摩駅の目の前にあり、正面の道路を渡ったところにすぐあります。

時刻表的には1時間から1時間半に一本ぐらいのペースですが、増発していることが多い気がします。

ただ、油断は禁物ですので増発していたらラッキーぐらいに思って早めに行くようにしましょう。

・コンビニ

コンビニは駅から少し行った所にあるにはありますが、必要なものは持参した方が無難です。

・トイレ

非常にきれいなトイレが駅を降りて左側にあります。
電車が着いてすぐは混むのでバスの時間に注意しましょう。

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帰り

・バス停

三峯神社に降りて、三峯神社というバス停から西武秩父駅を目指します。
時間帯によっては三峰口止まりで、そこから電車で御花畑へ行き、徒歩数分で西武秩父駅というルートになることもありますが、いずれにしても西武秩父駅にたどり着くことができます

若干バス停の場所が分かりづらいですが、バス停は21番のところにあるので、ついでに本殿に参拝する場合は戻ってくる必要があります。

三峯神社境内案内図
引用元:三峯神社ホームページより

西武秩父駅には温泉があるので、ぜひ旅の疲れを癒して行ってください。

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主な休憩所・山小屋

・七ツ石小屋
・雲取山避難小屋
・雲取山荘
・霧藻ヶ峰休憩所

主な休憩所はこんな感じですが、他にもベンチや休憩できる岩場などはたくさんあります。

七ツ石小屋は無料で水を汲むことができるので、ありがたく使わせていただくとよいと思います。
このあたりで早めの昼食というのも良いと思います。

雲取山荘も宿泊者(テント泊者含む)は水道やトイレを使えますので、ありがたく使わせていただきましょう。

ただし、冬季は水道が凍結していることがあるので雲取山荘ホームページなどで確認してから持って行く水の量などを考えてください。。

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コース・行程

登山は2019年9月14日~15日で行いました。
1日目は曇っていて、コース中も霧のような雲の中のような感じで景色はあまり見えなかったです。
2日目は無事に晴れて非常にいい景色を臨むことができました。

登山コースはテント泊の荷物を持っているとけっこうキツいです。
全体が約21kmで一泊二日なら距離は普通ぐらいですが、登山口からの標高差が約1500mぐらいあります。

山頂の標高で判断しがちなのですが、自分が登るコースの標高差がどれぐらいあるかというのも指標になるのでぜひご確認ください。

妻は山小屋泊予定で荷物がかなり少なかった(25Lぐらいでスカスカ)のでだいぶ楽そうでしたが、僕は38Lパンパンだった&最高に太っている時期だったので、かなり足に来ました。
トレッキングポールなかったらたぶん無理でしたね。

この時の装備についてはこちらの記事に掲載しているのでご興味があればご覧ください。

上述のように水が汲めるところが何か所かあるので、飲み水は最小限にして軽量化することをオススメします。

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1日目~奥多摩駅⇒雲取山荘~

危険個所は特にないのですが、時間配分には注意するようにしてください。

1日目は出発が遅かったのもあって、かなり日没ギリギリでした。
一応この日の日没は17:51だったらしいので、山荘着いたころからは1時間ぐらいありますが、テントも張ることを考えるとギリギリでした。
というか張っている間に暗くなってきました。

テント設営地もけっこう混みあうので、場所を確保するという意味でも、もう1本早いバスに乗るイメージで行動した方が余裕を持てていいと思います。

この日は結局、雲取山荘からはかなり離れた下の方で設営しました。(しかも割とななめな所)
が、疲れすぎててすぐに眠ることができましたね。

ちなみに雲取山荘の方はこの日はかなり空いていたらしく、部屋は妻一人で貸切で使うことができたそうです。

山小屋の方もご飯もおいしく、快適に寝られたとのことです。

2日目~雲取山荘⇒西武秩父駅~

2日目は比較的さくっと下山しました。
何度かちょこっと登りがありますが、基本的にはずっと下りで道も広く安定していて歩きやすかったです。

危険個所は特になかったですが、冬はアイゼン必須と書いてあるところもあり、季節によっては危険個所があるということでしょう。

ちなみに1日目は天気があまり良くなく景色が全然見えなかったので、2日目の景色は非常に良かったです。

これが雲取山たる所以かなという景色(見えているのは違う山ですが)が見れたり、廃屋となった山小屋さえも美しく見えたのは山マジックかもしれません。

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注意点まとめ

9月というベストシーズンに登る場合は、難所らしい難所はありませんでした。
が。季節によっては顔色を変えるようなので注意してください。

また、山小屋泊をする場合はあまり関係ないかもしれませんが、2019年は鴨沢ピストンをした人で無理な山行計画だったのか、滑落事故が立て続けに3件起こっており、うち1名は亡くなられています

くれぐれも無茶な計画は立てないようにお願いします。

まとめると以下です。

  • 登坂が急で長いので荷物の重さには注意
  • 特にテント泊の場合は、雲取山荘に余裕をもって着けるような時間配分を心がける
  • 冬季は水道凍結やアイゼン必須の危険個所があるので、装備は万全にする。
  • 日帰りピストンを行う場合は、自分の体調と計画に問題がないかを入念に確認する

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おわりに

今回は雲取山を登るにあたって必要な情報をまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか?

東京都最高峰で登り応えのある山ですが、難所らしい難所はなく、安全に登れる山だと思います。
また、一泊が推奨ですが雲取山荘も非常に手入れの行き届いた綺麗な山小屋です。

この記事を見て興味を持たれた人はぜひ登頂してみてはいかがでしょうか?

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