【徹底比較】テントファクトリーのTCワンポールテントはテンマクデザインのサーカスTCの代わりになれるのか!?

今キャンパーの間で絶大な人気を誇るテンマクデザインのサーカスTCってご存知でしょうか?

入荷されるたびに毎回すぐ売り切れてしまう上に、スポット販売(定常的に入荷する商品ではない)になってしまったため、より手に入れるのが難しくなってきています。

狙っている人も多いと思われるサーカスTCですが、幸いサーカスTC人気にあやかろうと各社が類似のテントを発売してきていますので、ブランドにこだわらなければサーカスTCと同じようなテントを手に入れることは可能です。

今回はその中でもサーカスTCとかなり類似のスペックを持つテントファクトリーのTCワンポールテントを徹底的に比較していきたいと思います。

この記事はどんな人向け?
・サーカスTCがほしいけど、替えな過ぎて代わりのものを探している人
・初めはサーカスTCが気になったが、ブランドにはあまりこだわらない人

目次

  1. 概要
  2. スペック比較 -サーカスTC vs TCワンポールテント-
  3. 外観・機能比較
  4. サイズ比較
  5. 素材比較
  6. 設営比較
  7. 結局どっちが買いなのか?
  8. おわりに

概要

テンマクデザインのサーカスTCとテントファクトリーのTCワンポールテントはいずれもTC素材のフロアレスのワンポールテントです。

フロアレスなのでワンポールシェルターといったほうが正確かもしれません。

カラーはいずれもサンドカラー(濃いベージュのような茶色)で、本当に似ていますので、サーカスTCの対立候補としてテントファクトリーが挙がってくるのはよく分かります。

スペック上の数字や見た目などいろいろと比較してみたいと思います。

▲目次へ戻る

スペック比較 -サーカスTC vs TCワンポールテント-

メーカー 商品名 タイプ/形状 床形状 床有無 インナー スカート有無 床縦[cm] 床横[cm] 高さ[cm] 収納サイズL[cm] 収納サイズW[cm] 収納サイズH[cm] 収納サイズV[L] 重量[kg] フライ素材 フライコーティング フライ素材比率(混紡) フライ耐水圧[mm] スカート素材 ポール材質 ポール径[mm] 実売価格 リンク
tent-Mark Design サーカスTC ティピー ペンタ 420 420 280 67 25 25 42 11 TC 撥水 ポリ/コットン=65/35 ポリエステル スチール 32 \34,980 Amazonで探す
楽天市場で探す
Yahoo!で探す
テントファクトリー TCワンポールテント ティピー ヘキサ 460 390 280 68 27 27 50 13 TC 撥水 ポリ/コットン=45/55 2000 TC スチール 32 \33,211 Amazonで探す
楽天市場で探す
Yahoo!で探す

まずはスペックの比較ですが、こうして並べてみると本当によく似ていることが分かります。

価格も定価はテントファクトリーの方が高いですが、実売価格はほとんど変わらないですね。

床形状はペンタとヘキサで違いがありますが、サイズはあまり変わりません。

ヘキサ形状になっている分、テントファクトリーのTCワンポールテントの方が若干大きくて重たいという感じでしょうか。

逆に大きく違うところはTC素材自体とスカートの素材です。

TC素材は混紡比率が変わっており、サーカスTCはポリ/コットンが65%/35%ですが、テントファクトリーはポリ/コットンが45%/55%でコットン比率が高くなっています。

スカートはサーカスTCがポリエステルなのに対し、テントファクトリーはスカートもTCです。

ざっと見てこれらの違いがありますが、外観・機能サイズ素材設営について違いを詳しく見ていきたいと思います。

▲目次へ戻る

外観・機能比較

床の形状とフライシートのオープン具合が異なる

引用元:テンマクデザイン公式サイトより
引用元:テントファクトリー公式サイトより

こうして並べてみると本当に似ていますね。

逆に違うところは床の形状がペンタ(五角形)とヘキサ(六角形)であること、フライシートの開き具合が違うところなどです。

まず、床の形状です。ペンタかヘキサかは正直好みだと思いますが、体感的な広さはヘキサのテントファクトリーがやや広いと思います。

コットをたくさん置こうという場合は辺が多い方がいいかもしれませんが、広さ的にそもそもたくさん置くことはそんなに現実的でないと思います。

 

次に、フライシートについてですが、片方にくくってまとめるサーカスTCに対して、テントファクトリーは真上に巻き上げてまとめられるようになっていますね。

ファスナーの開き方はサーカスTCのほうが上まで開きます。

開く高さが低いのと台形型にオープンすることにより、テントファクトリーのほうは若干開放感が劣るかもしれません。

ただ、テントファクトリーも160cm弱ぐらいは開くので、出入りにはそこまで支障がないと思います。

むしろ台形型に開くことで横幅は広めに開くのでその分は出入りしやすそうです。

また、2か所を開いてフルオープンにできるところは同じです。

フルオープン時は風がまっすぐ通り抜けるのでかなり開放感もあり、涼しさもありで夏場は最高ですね。

▲目次へ戻る

ダブルファスナーなのはサーカスTCのみ

薪ストーブをインストールしようとしている人は要注意なのですが、ダブルファスナーになっているのはサーカスTCだけです。

つまりテントファクトリーでは煙突を出すことはできません。

これは薪ストーブを使いたいと思っている人には決定的な差です。

逆に冬キャンプをする人でも薪ストーブは使わず、石油ストーブやガスストーブを使うという人は特に問題ないです。

このダブルファスナーか否かが問題となるのはおそらく薪ストーブを使う時だけなので、冬キャンプはせず夏場の遮光性のためにTCが気になってるよという人も全く問題なくテントファクトリーを選ぶことができますね。

ただし、メーカーとしては幕内でのストーブの仕様を推奨しているわけではないので、一酸化炭素モニターを置くなど自己責任でお願いします!

▲目次へ戻る

メッシュはテントファクトリーのみ装備

引用元:テントファクトリー公式サイトより

メッシュについてはテントファクトリーだけについています。

しかも前後の出入り口両方についています。

フルオープンの開放感は捨てがたいですが、夏場はフルオープンにすると虫などが入ってくるのでメッシュ付というのは便利だと思います。

メッシュ付きのインナーテントを使うという手もありますが、それなら初めからメッシュがついていたほうが使い勝手はよさそうではあります。

▲目次へ戻る

サイズ比較

サイズはほぼ同じ

外観を見るとだいたい同じぐらいに見えますが、こうして寸法で比較してみてもサーカスTCとテントファクトリーはかなり似ています。

寸法の違いはほぼ床形状の違いに依存すると考えてよさそうで、高さも同じです

ですが、床形状の違いは上述の通り、体感的な広さには多少効いてくるようで、テントファクトリーのほうが若干広いというコメントがネット上では散見されます。

好みやレイアウトに依存すると思いますが、選ぶ時のポイントにしてもよいと思います。

▲目次へ戻る

素材比較

ポリコットン比率の差がサーカスTCとテントファクトリーの一番の差

いずれもTC素材のテントということですが、このTCすなわちポリコットンの混紡比率が違うところがサーカスTCとテントファクトリーの一番の違いだと思われます。

  • サーカスTC⇒ポリエステル:コットン=65%:35%
  • テントファクトリー⇒ポリエステル:コットン=45%:55%

テントファクトリーのほうがコットン比率が高く、生地はしっかりした感じです。

焚火に対する強さなどコットンの特性はより色濃いことが分かります。

ですが、風合いとしては逆になっており、サーカスTCの方が布っぽい感じになっています。

写真だと分かりにくいですが、特にテントファクトリーのテントの裏面についてはテカテカしてるのが見てわかると思います。

これは撥水コーティングによるもので、テントファクトリーの方は耐水圧が2,000mmと明記されています。

一方、サーカスTCは撥水コーティング自体はされているようですが、見た目からもそんなに強くないことが見て取れます。

防水性はテントファクトリーの方が確実に高いと言えると思います。

ただし、この撥水コーティングにより結露耐性がトレードオフになってきそうです。

また、見落としがちなのですが、スカート部分の素材がサーカスTCはポリエステルになっているのですが、テントファクトリーではスカートも含めてTC素材となっています。

焚き火をテントの近くでやっていて、サーカスTCのスカート部分に穴が開いてしまったという人もいるので、要注意です。

まとめると、以下のようになっており、求める性能によってどちらがいいかは異なってきそうです。

  • コットン比率:サーカスTC<テントファクトリー
  • 遮光性:サーカスTC<テントファクトリー
  • 焚き火耐性:サーカスTC<テントファクトリー
  • 防水性:サーカスTC<テントファクトリー
  • 結露耐性:サーカスTC>テントファクトリー
  • コットンの風合い:サーカスTC>テントファクトリー

▲目次へ戻る

設営比較

設営方式に大きな差異なし

最後に設営のしかたですが、これは大きな違いはなさそうです。

いずれも床形状と相似形状のガイドによって簡単にペグ打ちする位置を決めることができます。

ガイドがあるのはワンポールテントの設営の楽さをスポイルせず、どちらも非常にいいですね。

▲目次へ戻る

結局どっちが買いなのか?

冬重視ならサーカスTC、夏重視ならテントファクトリー

結局どちらが買いなのかというのは難しいポイントですが、今回詳細まで調査した結果、冬に強いのがサーカスTC、夏に強いのがテントファクトリーと言えるのではないかと思いました。

詳細に見ると単純にコットン比率だけでは語れないことが分かりますので、下記ポイントを参考にして選んでいただければと思います。

 

【冬に重視したいポイント】

  • 薪ストーブ:サーカスTCのみ使用可能
  • 結露耐性:サーカスTC>テントファクトリー

【夏に重視したいポイント】

  • 遮光性:サーカスTC<テントファクトリー
  • 防水性:サーカスTC<テントファクトリー

【季節を問わず良いところ】

  • 焚き火耐性:サーカスTC<テントファクトリー
  • コットンの風合い:サーカスTC>テントファクトリー

▲目次へ戻る

おわりに

今回は大人気のTCテントである「テンマクデザインのサーカスTC」と非常に類似のテントである「テントファクトリーのTCワンポールテント」を徹底的に比較していきましたが、いかがでしたでしょうか?

価格帯もほぼ同じなので、冬重視か夏重視かで選んでいただければなと思います。

今回の比較がみなさんのテント探しの一助になれば幸いです!

▲目次へ戻る

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です