【超軽量】サーマレストのコットはローコット最強!
みなさんはコットをご存じでしょうか?
コットとは主にキャンプなどのアウトドアで使う簡易的なベッドのことで、キャンプでの悩みになりがちな寝心地を大幅に改善できるアイテムです。
しかし、このコットはなかなかかさばるものや重いものが多いのが欠点の1つで、ワンボックスカーでもそれなりにスペースを占有してしまうものも数多く存在します。
そんな中、注目を集めているのが軽量コットです。
車での持ち運びが前提の通常のコットに対し、軽量コットはバックパックでのキャンプでも持ち運びが可能で、オートキャンプだとしても大幅に車内の占有スペースを削減できます。
ということで今回は、あれば快適性が飛躍的に向上する軽量コット「サーマレスト」の各種コットについて比較していきたいと思います。
この記事はどんな人向け?
・軽量コットを探している人
・サーマレストのコットのモデル間の違いを知りたい人
・コットと言えば挙がるヘリノックスとの比較が知りたい人
目次
THERMAREST(サーマレスト)とは?
フィールドでよりよい一夜を過ごすための高い機能性
THERMAREST(サーマレスト)は1972年にスタートしたアメリカのメーカーで、どちらかというとマットで有名なメーカーかなと思います。
キャンプではもちろん登山でも重宝するマットは愛用者が多いのではないでしょうか?かく言う僕もZライトソルを愛用しています。
このサーマレストですが、「アウトドアライフを充実させるための快適な睡眠」にこだわっており、マットだけでなく寝袋、枕、ブランケットなどアウトドアでの睡眠を充実させるギアを各種扱っており、その中の1つがコットと言うわけです。
マットをはじめとして登山でも使えるような軽量志向の製品が多いこともあり、コットも最軽量クラスのものが発売されています。
後述のウルトラライトコットはコットと言えば必ず名前が挙がるヘリノックスを凌ぐ(しのぐ)ほどです。
サーマレストのコット各種紹介!
サーマレストのコットはウルトラライトコットとメッシュコットの2種類ですが、ウルトラライトコットはRとLの2サイズ、メッシュコットはR、L、XLの3サイズあるので、サイズ含めて合計で全部で5種類あることになります。
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
RやLはウルトラライトコットとメッシュコットでサイズは共通です。
高さはホームページには記載がないのですが、約10cmとかなりローコットです。
そして特筆すべきはやはり軽さとコンパクトさですね。
それでは詳細を見ていきたいと思います。
ウルトラライトコット R / L
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グレー サンド |
ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
最高水準の軽量性とコンパクトさ
ウルトラライトコットはR(Regular)とL(Large)の2サイズあり、現在販売されているコットの中でも最高水準の軽さを備えています。
ヘリノックスの製品と比較してみると、寸法的には
- ウルトラライトコットのRとライトコット
- ウルトラライトコットのLとコットワンコンバーチブル
がだいたい対応してるイメージです。
ウルトラライトコットRに唯一対抗できるのはこのヘリノックスのライトコットぐらいだと思いますね。
ですが、むしろ収納サイズのコンパクトさやコストパフォーマンスを考えるとサーマレストのウルトラライトコットに軍配が上がるといってもいいのではないでしょうか。
ウルトラライトコットR vs ライトコット
- 長さ:ウルトラライトコットR ≒ ライトコット
- 幅:ウルトラライトコットR ≒ ライトコット
- 収納サイズ:ウルトラライトコットR < ライトコット
- 重量:ウルトラライトコットR ≒ ライトコット
- 価格:ウルトラライトコットR < ライトコット
寸法と重量はほぼ同等といっていいレベルだと思いますが、収納サイズやコストパフォーマンスからウルトラライトコットRが勝ることが分かります。
ウルトラライトコットL vs コットワンコンバーチブル
- 長さ:ウルトラライトコットL > コットワンコンバーチブル
- 幅:ウルトラライトコットL < コットワンコンバーチブル
- 収納サイズ:ウルトラライトコットL < コットワンコンバーチブル
- 重量:ウルトラライトコットL < コットワンコンバーチブル
- 価格:ウルトラライトコットL < コットワンコンバーチブル
寸法については幅がわずかに違いますが、基本的には長さの違いになると思います。
身長が180cmを超える人は196cmのウルトラライトコットLのほうが余裕を感じるかもしれません。
収納サイズ・重量・価格に関してもウルトラライトコットLのほうが優位です。
ヘリノックスの優位性は何と言ってもコットレッグによるハイ・ロー兼用可能という点だと思いますが、用途がローコットに限られる人にとっては断然ウルトラライトコットLのほうがオススメです。
ヘリノックスのライトコットと比べてさえ、161gの重量増加が許せるならウルトラライトコットLのほうがオススメですね。
メッシュコット R / L / XL
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グレー サンド |
ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
ウルトラライトコットには負けるが、それでもまだまだ軽さに優位性あり
メッシュコットはR(Regular)、L(Large)、XL(Extra Large)の3サイズあり、メッシュで通気性が高いところがポイントです。
XLはウルトラライトコットにはないサイズラインナップですね。
また、軽さについてもウルトラライトコットには負けますが、他社コットと比較すると軽さに優位性のあるモデルが多いです。
メッシュコットについてもヘリノックス製コットと比較してみたいと思います。
寸法的には
- メッシュコットRとライトコット
- メッシュコットLとコットワンコンバーチブル
- メッシュコットXLとコットホームコンバーチブル
が対応するかなと思います。
メッシュコットR vs ライトコット
- 長さ:メッシュコットR ≒ ライトコット
- 幅:メッシュコットR ≒ ライトコット
- 収納サイズ:メッシュコットR >ライトコット
- 重量:メッシュコットR >ライトコット
- 価格:メッシュコットR<ライトコット
メッシュコットRも長さ・幅の寸法はライトコットとほぼ一緒ですが、収納サイズと重量はライトコットのほうが勝っています。
一方、価格はメッシュコットRのほうが安いので、軽量・コンパクトを取るならライトコット、価格を取るならメッシュコットRということになり、比較的分かりやすいですね。
メッシュコットL vs コットワンコンバーチブル
- 長さ:メッシュコットL>コットワンコンバーチブル
- 幅:メッシュコットL <コットワンコンバーチブル
- 収納サイズ:メッシュコットL≒コットワンコンバーチブル
- 重量:メッシュコットL <コットワンコンバーチブル
- 価格:メッシュコットL <コットワンコンバーチブル
幅はわずかに2cmほどコットワンが大きいですが、ほぼ同等と思ってよいと思います。
一方、長さは6cmほどメッシュコットLが長いので、上述のように180cmを超えてくる人は大きいほうが快適かもしれません。
収納サイズは最大長さはメッシュコットLのほうがコンパクトなのですが、体積的にはわずかにコットワンのほうがコンパクトなので、収納場所の都合でどちらを取りたいかというところだと思います。
最後に重量・価格はメッシュコットLのほうが軽く、そして安いです。
ウルトラライトコットLとの比較と同じで、ハイ・ローの使い分けをしたい人はヘリノックス、ローコット限定で使う予定ならメッシュコットLのほうがオススメですね。
メッシュコットXL vs コットホームコンバーチブル
- 長さ:メッシュコットXL > コットホーム コンバーチブル
- 幅:メッシュコットXL ≒ コットホーム コンバーチブル
- 収納サイズ:メッシュコットXL < コットホーム コンバーチブル
- 重量:メッシュコットXL < コットホーム コンバーチブル
- 価格:メッシュコットXL < コットホーム コンバーチブル
XLはウルトラライトコットにはなく、メッシュコットのみに用意されているサイズです。
メッシュコットXLはヘリノックスのコットと比べるならコットホームコンバーチブルが一番近いです。
が、ほぼすべての点でメッシュコットXLに優位性があります。
この場合もハイ・ロー兼用が譲れない場合やデザインに好みがある場合以外は断然メッシュコットXLのほうがオススメとなります。
比較まとめ
いろいろ書きましたが、今回比較してみて分かったのは、ローコット限定であればサーマレストのコットは最強であるということです。
ハイ・ロー兼用となるとかなり選択肢が絞られてくるので、また話は変わってきますが、使うのはローコットだけだよ!という人にはサーマレストのコットはかなり魅力的な選択肢です。
Rサイズを選ぶ場合、唯一太刀打ちできるのがライトコットですが、それでもウルトラライトコットとメッシュコットの間ぐらいで、ウルトラライトコットが最強なのは変わりません。
選ぶときは
- ローコット限定でいいか
- サイズはどれがいいか
- スペックか価格か
という順で絞っていけば分かりやすく選べそうですね。
おわりに
今回はサーマレストの各種コットをみなさんがよく知っていると思われるヘリノックスのコットと比較して紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、ローコットを探している人にとってサーマレストのコットはかなり最強な選択肢となりうるのでぜひ検討してみてください。
逆にハイ・ロー切り替えをしたい人にとっては残念ながらその時点で選択肢から外れてしまうと思います。
自分の用途をよく考えてコット選びをしてみてください。
今回の記事でサーマレストのコットを選ぶか否かの参考になっていれば幸いです!
ヘリノックスのコットについては別記事でまとめています。
Photo by Dominik Jirovský on Unsplash