おすすめ焚き火台5メーカーユニフレーム、スノーピーク、ロゴス、キャプテンスタッグ、コールマンを比較!まずは人気の定番品を押さえよう!

皆さんはキャンプのとき必ずすることといえばなにを思い浮かべるでしょうか?

テントをたてることでしょうか?きっとそれもそうだと思いますが、焚き火を必ずするという人はかなり多いのではないでしょうか?

昨今のキャンプブームの中、むしろ焚き火をしに出掛けているという人も多いと聞きます。

ということで今回は数ある焚き火台の中から、定番とされる人気の焚き火台を見ていきたいと思います。

定番のモデルゆえにオプションやサイズ違いがあるものもあるのでそれも含めて選んでみると良いかもしれません。

迷った場合は緑のどんな人にオススメか?を参考にしてみてください。

この記事はどんな人向け?
・まずは定番の焚き火台を探している人
・オプションパーツによる拡張性も含めて知りたい人

目次

  1. 焚き火台とは?
  2. おすすめの定番焚き火台5メーカー!
  3. +αで欲しいアイテム
  4. おわりに

焚き火台とは?

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地面に直火で焚き火をしないために使う台。単に焚き火用だけでなく料理にも。

焚き火台とは、文字通り焚き火をするための台ですが、地面で直に焚き火をしないための道具となります。

多くの場合金属製でできていて、薪や炭を上にのせて使う火鉢のようなイメージのものです。

焚き火といえば石と枝を集めて地面の上で直に、その周りには枝に刺した魚を刺して…みたいなイメージがありますが、近年は植生保護の観点や焚き火後の灰や炭を片付けやすくする観点から焚き火台を使うことがスタンダードとなっています。

キャンプ場でも直火をしていいところはどんどん減っており、直火で焚き火をできるキャンプ場は非常に貴重となっています。

関東では道志の森キャンプ場が直火可能ということで有名でしたが、2020年からはついに直火禁止となってしまいました。

ロマンとしては直火に憧れたりもしますが、こればかりはしかたがないですね。

残念ながら、焚き火の後の炭や灰、ゴミなどをそのまま残していく心無いひとが多いという背景もあるようです。

 

ということで、キャンプ場で焚き火をするためにはほぼ確実に必要となった焚き火台ですが、焚き火目的だけでなくもちろん料理に使うことも可能なので、キャンパーの皆さんもマナーを守るためにいやいや使っているわけではなく、機能や各々の好みに合わせて楽しんで焚き火台を使っているというのが現状かなと思います。

昔は料理をするにもバーベキューグリルがよく使われていましたが、最近はグリルよりも焚き火台のほうがかさばらないことやロースタイル(椅子や机などが低く地面に近いところでキャンプをするスタイル)のキャンパーが多いことから料理用グリルとして焚き火台を使うケースが多いようです。

家の庭で立食バーベキューをするときなんかは今でもバーベキューグリルも使われていますが、要は立って食べるか座って食べるかで使い分けられていると言えます。

 

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サイズは大小さまざまのため、使用人数や交通手段に合わせて選ぶべし。

一言に焚き火だといってもいろいろなサイズのものがあり、初めて焚き火台を買う場合は迷うのですが、まずは使用人数や交通手段に合わせてサイズで選ぶのがおすすめです。

ソロで使うのかファミリーで使うのか、また、車でキャンプに行くのか電車を乗り継いで行くのかで、自ずと適した焚き火台は変わってきます。

大きいものだと数kgあるものから、小さいものだと数百gのものまで本当にそれぞれで、収納時のコンパクトさも千差万別なので用途に合ったものを選ぶようにしたいですね。

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素材はコスパならステンレス、軽量ならチタン。

素材が主に金属製というのは上述の通りですが、より具体的にはステンレスかチタンでできているものがほとんどです。

使い分けは、安価で耐久性が高いものはステンレス軽量なものはチタンと理解すればよいと思います。

基本的にチタンを使うと値段が高くなるので、ファミリーキャンプで車を使えるし、コストも抑えたいという場合はステンレス製がメインターゲットとなりますし、逆に電車&徒歩で行く場合やバイクツーリングなど、少しコストはかさんでも荷物のコンパクトさ・軽さを取りたい場合はチタン製ということになると思います。

今回は紹介する定番品はすべてステンレス製となります。

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まずは定番の焚き火台からチェックすべし。

キャンプをするなら一家に一台というほど必需品となった焚き火台なので、各メーカーからかなりいろいろなタイプの焚き火台が発売されています。

上述のサイズ・素材で絞ったとしても各メーカー個性的な焚き火台をいろいろ発売しています。

ただ、初めての焚き火台の場合はいきなり変わり種にいくよりは、まず定番の焚き火台からチェックするのがおすすめです。

定番にはやはり耐久性があったり使い勝手がよかったりと定番たるゆえんがありますので、まずはチェックしてみて、それを基準に他の物を見てみると選びやすいのではないかなと思います。

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オプションの必要性

定番品は息の長い商品ということもあり、メーカーによってはオプションパーツが充実していることも多いです。

別にオプション品まで同じメーカーで揃えなくてもいいので、どちらを選ぶかは好みとなりますが、特徴としてはオプションが豊富なもののほうが収納がまとまる傾向があります。

バラバラいろいろなものを買うよりは1つのセットで集約したい!という人にはオプションパーツによる拡張性も要チェックポイントかなと思います。

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おすすめの定番焚き火台5メーカー!

[UNIFLAME(ユニフレーム)] ファイアグリル

圧倒的な耐久性。少し奇妙に見える構造にもちゃんと理由がある。

ファイアグリルは言わずと知れたユニフレームの焚き火台です。

ユニフレームはモンベルショップにも置いてあるので、見たことがある人も多いかもしれません。

というよりあまりに定番すぎてキャンプ場に行けば必ず使っている人を見かけると思います。(我が家もメインはファイアグリルです)

 

引用元:ユニフレーム公式サイトより

ファイアグリルが定番たるゆえんの1つはその圧倒的な耐久性にあるのではないでしょうか?

ボディが錆びに強いステンレスなのはもちろん、薪を置く火床の四隅に微妙に隙間が開いており、熱による変形に強くなっており、かつ空気を取り入れて効率の良い燃焼にも一役買っています。

ロストルも熱により変形こそするものの次に使うときに裏返せば問題なく使うことができ、それを無限に繰り返すことができます。

また、四角い火床に対して網を45°回して置くという一見奇妙な構造になっていますが、この構造により網の上で食材を焼きながら下の隅がいじりやすくなっています。

また、収納するときは焚き火台自体に全部収まるようになっているので、それもおさまりが良くていいですね。

 

バリエーションは通常サイズの他に小型のソロ大型のラージがあります。

通常サイズでもそれなりの大きさがあるので、かなり大人数で使うのでなければ通常サイズで問題ないと思います。

 

僕はファイアグリルの前はバーベキューグリルを使っていたのであまり気になりませんが、欠点はそれなりにずっしりと重さがあることでしょうか。

下のスペック表を見ると分かるように通常サイズでも2.7kgあります。

後述の用にオプションパーツもたくさんあり、揃えていっても1つにまとめられるのでおさまりはいいですが、重さは当然どんどん重くなっていきます。

オートキャンプの場合はそんなに問題にならないと思いますが、収納ケースの手提げをそのまま持ち歩く場合などは注意が必要です。

また、収納は全部焚き火台内に収まるのですが、折りたたみできるわけではないのでそれなりにかさばります。

ただ、他の平らになる焚き火台も平らになったものを重ねていくとそれなりの厚みになるのでどっこいどっこいかなーという気はします。

 

ファイアグリルがおすすめとなるのは焚き火も料理もできるド定番を探していて、コスパもそれなりに重視したい人だと思います。

変わり種感や唯一無二感は全くありませんが、焚き火をするにも料理をするにも過不足なくできるオールラウンダーさはさすが定番といった感じがあります。

それでいて比較的お値段も安めなので、焚き火台で何を買おうか迷ったらとりあえず選んでも損はないというのがファイアグリルです。

メーカー 商品名 素材 幅 [cm] 奥行き [cm] 高さ [cm] 収納幅 [cm] 収納奥行き [cm] 収納高さ [cm] 重量[g] 分散耐荷重 [kg] 実売
UNIFLAME ファイアグリル ステンレス 43 43 33 38 38 7 2700 20 7500
UNIFLAME ファイアグリルsolo ステンレス 29.5 29.5 18 21 21 5 900 5 4900
UNIFLAME ファイアグリル ラージ ステンレス 57 57 39 48.5 48.5 9 5500 20 11000

※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。

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ファイアグリル オプションパーツ

数ある焚き火台の中でも、ファイアグリルはかなりオプションパーツが充実しています。

おすすめのものを簡単に紹介したいと思います。

 

まずヘビーロストルです。

ヘビーロストルは焼き網と比べて非常に頑丈な金網です。1.3kgもあります。

火床において文字通りロストルに使う方法のほか、ダッチオーブンなど重量級のものを置いて使うには必需品となります。

   

次は焼きそばのような鉄板料理をするには欠かせないエンボス鉄板です。

ステーキ肉なども網で焼くのもいいですが、鉄板の上で焼くのもアリですよね。

名前の通りエンボス加工されているので、こびりつきが防げるのがよいです。

 

そしてこのあたりのオプション品がまとめて収まるのが収納ケースです。

オプション品は収納がまとまってこそ純正のオプション品を買うメリットかなと思うので、1つにまとめられるのはポイントかと思います。

ちなみにこれらのオプションパーツはファイアグリルsoloには用意されていないので注意してください。

ただしファイアグリルsoloの収納ケースは付属品として簡易なものが付いてきます。

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[snow peak(スノーピーク)] 焚火台

逆ピラミッドのフォルムがキャンパーの心をつかんで離さない超が付くほど定番の焚き火台

スノーピークの焚火台はそのドスレートなネーミングからも分かるように、焚き火台として先駆けとなったモデルで、発売からロングセラーを続けている超定番の焚き火台です

発売された1996年にはグッドデザイン賞も受賞しており、洗練されたシンプルなデザインとタフなつくりは今でもキャンパーの感覚にマッチして人気を博しています。

サイズもS、M、Lの3サイズ展開で幅広いユーザーがターゲットです。

焼き網が付属品としてついてこないのが痛いところですが、オプションのグリルブリッジを使えば料理をするときにも火力が調整しやすく使い勝手がいいです。

もちろん名前の通り焚き火も難なくこなします。

そして、スノーピークの焚き火台も素材はステンレス製で耐久性には定評があります

発売から15年ぐらい経っていますが、10年以上使っている人もざらで、本当に壊れず使える耐久性は一生ものですね。

また、設営もスムーズで開いておくだけなので、誇張なしに1秒で設営が完了するのも大きなメリットだと思います。

 

欠点はファイアグリルと同じですが、やはりそれなりの重さがあることだと思います。

コンパクトに収納は可能ですが、標準サイズのMサイズで3.5kgあるので決して軽いとは言えないですね。

スノーピークの焚火台も基本的にはオートキャンプで使う前提かなと思います。

もう一つは値が張るという点かなと思います。

ですので、このスノーピークの焚火台がおすすめとなる人はやはり、所有することを楽しみたい人だと思います。

スノーピークの商品は全体的にそうですが、上述の通り値段は決して安くはないです。

この焚火台も同じようなサイズのものと比較すると割高感があるのは否めません。

が、何にも代えがたい持っていてうれしい、愛着がわくというのはスノーピークならではだと思います。

ですので、一生もので大事にしたい、使っている中で育てていきたいという人には非常に向いていると思います。

メーカー 商品名 素材 幅 [cm] 奥行き [cm] 高さ [cm] 収納幅 [cm] 収納奥行き [cm] 収納高さ [cm] 重量[g] 実売
snow peak 焚火台 S ステンレス 28.5 28.5 20.5 35 41 2.5 1800 ¥9,460
snow peak 焚火台 M ステンレス 35 35 24.8 45 51.5 3.2 3500 ¥13,860
snow peak 焚火台 L ステンレス 45.5 45.5 31.5 56 64 3.2 5500 ¥17,160

※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。

焚火台 オプションパーツ

スノーピークは長いこと焚火台を発売しているだけあって、オプションパーツがかなり充実しています。

焚火台はS、M、Lの3サイズありますが、どのオプションもそれぞれのサイズに対応したものが発売されています。

そして繰り返しになりますが、スノーピークの製品はすべてに共通して、所有する喜びを掻き立てるようなものが多いですね。

機能的なのはもちろんですが、どこか持っていてうれしい、満足感があるという製品が多く、それはオプションでも一緒です。

 

まずは基本的なオプションとしてベースプレートベースプレートスタンドを紹介します。

ベースプレートは聞きなれないかもしれないですが、要は下に敷く板です。

焚火台は隙間があるのでどうしてもそこから灰が落ちてしまいますが、それを直接地面に落とさないためにするのがベースプレートです。

元祖焚火台なだけあってマナー意識もリードしていこうという気概がプロダクトからも感じられます。

そして、ベースプレートスタンドは落ちる灰だけでなく、熱で地面に近い地面が傷まないように底上げしてやろうという商品ですね。

下が芝生のときには焦げると悲しいですし、キャンプ場にも迷惑がかかるのであると良いです。

 

焚き火だけでなく、料理用にグリルとして使うとき用のオプションもかなり充実しています。

炭床Proは炭火で焼き肉などをするときに炭を焚き火台の中で底上げして食材に近づけるためのものです。

焚き火台自体が逆ピラミッド型なので、炭床がないと真ん中に多めに炭を置かないと底上げできず、炭を無駄に使ってしまうので料理をするときにはあると便利です。

また、焼き網関係も充実しており、ただの網と侮れないのがグリルネット、焼アミ、グリルブリッジです。

焚火台S用のグリルネット=焼アミ+グリルブリッジと思えばいいと思います。

どれも数千円するのでけっこう買うか迷うと思いますが、網はダッチオーブンを乗せても大丈夫なほど強靭なのと、高さ調整のできるグリルブリッジは使い勝手が良いので、焚火台でよく料理をするという人はあると重宝すると思います。

 

そしていくつかのオプションを一つにまとめて収納できるのが焚火台 コンプリート収納ケースです。

オプション品はいろいろあるとうれしい反面、バラバラと増えると収納に困る面もありますので、まとめられるものがあると便利ですね。

シンデレラフィットする収納を探すのも楽しいですが、それはそれで大変なのでこういった収納ケースがあるとラクはラクですね。

 

かなりいろいろなオプションが出ていますが、選ぶものによっては焚火台スターターパックを買ったほうがいい可能性もあります。

MとLしかないですが、ベースプレート、炭床、コンプリート収納ケースがセットになっているので、焚き火をやるにしても料理をするにしても最小限のアイテムはこれで揃うのではないでしょうか?

セットのほうが4~5,000円ほどお得なので、バラで買おうと思っていた人は絶対セットのほうが良いですね。

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[LOGOS(ロゴス)] LOGOS the ピラミッドTAKIBI

しっかりとした足場で安定感抜群。子供がいても使いやすい焚き火台。

LOGOS the ピラミッド TAKIBIはロゴスから出ている定番焚き火台です。

見た目はかなりしっかりとした足場がありごつく見えるのですが、想像以上にコンパクトに収納することができる焚き火台です。

焚き火台一般で見ても足場はかなり安定していて、万が一にもバランスを崩して倒れてしまうことはなく、非常に安全です。

ロゴスはファミリー向けの商品を多く出しているので、安全性は意識しているのかなという印象を受けます。

子供がいても安心して使える焚き火台ですね。

焼き網面積も広く、料理をするにも十分な使いやすさですが、一番の特徴は鍋料理などで便利な十字構造のゴトクだと思います。

通常ダッチオーブンなどを置くときは別売りの丈夫な網やトライポッドを買う必要がありますが、重量物も置ける五徳が標準装備なのはいいですね。

しかも五徳の端には串焼を刺せるところがあって串に刺した魚や肉を立てて焼けるのが珍しいです。

いわゆる焚き火の周りに串に刺した魚を刺すみたいなイメージ通り(?)のことができます。

また、灰受けも標準装備なので終わった後の片付けも楽な点も良いです。

ただし、これだけいろいろ標準装備なのですが、なぜか焼網は標準では付いておらず、別途買う必要があるので注意です。(ピラミッドグリル・コンパクトだけは焼き網が付いています)

ちなみに耐荷重については十分で下の動画にもある通り、女性の体重を支えられるほど頑丈です。

  

サイズ展開はコンパクト・M・L・XLと4つありますが、対応するオプションが充実しているのはM・L・XLなのでこの3サイズが基本サイズと言えます。

また、Lについてはオプションもろもろ乗せのコンプリートセットもあります。

ちなみにサイズ感はMとLがかなり似ていて、コンパクト<<M≦L<<XLという感じです。

コンパクトとXLはかなり大きくサイズが違います。

 

LOGOS the ピラミッド TAKIBIがおすすめなのは後述のオプションとも関連しますが、料理を楽しみたい人かなと思います。

焚き火ももちろん楽しめますが、五徳しかり、串立てしかり、どちらかというと料理やBBQを楽しめるようにされている工夫が多い気がします。

ですので、しっぽり焚き火というよりは家族でワイワイBBQという人には特に向いていると思います。

メーカー 商品名 素材 幅 [cm] 奥行き [cm] 高さ [cm] 収納幅 [cm] 収納奥行き [cm] 収納高さ [cm] 重量[g] 実売
LOGOS ピラミッドグリル・コンパクト ステンレス 19 19 15 24 18.5 3.5 1000 4950
LOGOS LOGOS the ピラミッドTAKIBI M ステンレス 36 35 22 35 19.5 7 2200 8470
LOGOS LOGOS the ピラミッドTAKIBI L ステンレス 39 38.5 28 42 26.5 7.5 3100 10670
LOGOS LOGOS the ピラミッドTAKIBI XL ステンレス 53.5 52.5 32 53 35 8 5400 14520
LOGOS LOGOS the ピラミッドTAKIBI L コンプリート ステンレス 39 38.5 35 41 26 11 4400 17270

※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。


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LOGOS the ピラミッドTAKIBI オプションパーツ

ロゴスのオプションパーツはどちらかというと機能性重視のシンプルなものが多いです。

そして、上述のように焚き火自体というよりは料理を快適にするためのオプションが多いという印象です。

まずは、標準でつけてほしかった焼き網です。

網は通常のSPネットピラミッドハーフステン極太ネットがあります。

違いとしては下記です。

  • SPネット:ハーフサイズの交差棒の焼き網×2、スチール製、全サイズ展開
  • 極太ネット:ハーフサイズの横棒のみの焼き網×2、ステンレス製、横棒は極太、コンパクト用はなし

五徳があるので、重量物を乗せるときに必ずしも網は必要ないですが、半分ずつ使い分けたい場合は極太ネットがあったほうがいいと思います。

また、実は純正のSPネットでなくて多少サイズが合わなくても五徳がある関係で使えますが、こちらも半分ずつ使い分ける場合には純正のSPネットのほうが便利かなと思います。

炭や薪を料理をしながらいじりたい場合も純正のハーフタイプのほうが便利ですね。

 

ダッチオーブンなどを使いながら料理をしたい場合は、極太ネットもいいですが、ファイヤーラックもオススメです。

ファイヤーラックはL用とXL用しかありませんが、薪や炭との距離をあけられるので長時間煮込んだりするのに向いています

働きとしてはトライポッドと同じような感じですが、トライポッドだと足が増えて若干足元が混雑するので、その点ファイヤーラックは置くだけでシンプルです。

子供が足を引っかけたりもしなくていいですね。

 

 

純正のハーフの網やファイヤーラックは全部ハーフサイズが基本となっているので、半分に分けて焚き火と炭火を同時に使えるのが1つのメリットなのですが、そのときに役に立つのがチャコールデバイダーです。

要は火床の仕切り板ですね。

必要な火力が違う料理を同時にするときにそれぞれ調整できるというのがウリで、M、L、XL用があるのですが、XL以外は半分に分けると正直少し窮屈になってしまうかなと思います。

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[CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)] ヘキサ ステンレスファイアグリル

囲みやすい六角形。安定して薪も入る深皿構造は安心感あり。

ヘキサ ステンレスファイアグリルキャプテンスタッグの人気定番焚き火台です。

完成した状態だとかなりごつく見え、実際丈夫で耐久性に優れますが、収納時はコンパクトに薄くたたむことができ、付属の収納ケースにしまうことができます。

そんなヘキサ ステンレスファイアグリルの特徴はまずやはり六角形なところです。

六角形だと辺が多い分、大人数で囲みやすくて良いですね。

また、深皿構造なので薪を立てる感じにすると安定してたくさん入ります。

途中で折れて焚き火台から薪が落ちるということが起こりにくいですね。

 

欠点はまず六角形なので網の替えを用意しづらいことです。

四角形なら100均で網を調達することができますが、六角形だと純正以外の網が使いづらいです。

また、網は焚き火台を完全に覆ってしまうので、料理中に下の薪や炭をいじりづらいです。

そのため、薪や炭の継ぎ足しや火力の調整がしづらいです。

これは料理をメインに使いたい人には要注意点だと思います。

サイズはLにあたる通常サイズとMサイズの2種類展開ですが、が通常のシルバーとブラックラベルのブラックラベルで2種類あります。

 

ヘキサ ステンレスファイアグリルがオススメな人はどちらかというと料理よりも焚き火を楽しみたい人だと感じます。

理由はやはり上述のように料理に関する欠点が多いからです。

逆に深皿構造なので、薪は長いものでも入れやすく大人数で焚き火を囲むにはかなりいいのかなというところです。

また、料理の際もダッチオーブンを使う場合は、中にすっぽり入れて外側側面にも炭を置けるため、その点は少し優位かもしれません。

メーカー 商品名 素材 幅 [cm] 奥行き [cm] 高さ [cm] 収納幅 [cm] 収納奥行き [cm] 収納高さ [cm] 重量[g] 実売
キャプテンスタッグ ヘキサ ステンレス ファイアグリル ステンレス 47.5 41 30 57 47 6 3800 4818
キャプテンスタッグ ヘキサ ステンレスファイアグリル(M) ステンレス 30 26.5 22 35 33 5.5 1800 3482
キャプテンスタッグ CSブラックラベル ヘキサステンレスファイアグリル ステンレス 47.5 41 30 57 47 60 3800 6182
キャプテンスタッグ CSブラックラベル ヘキサステンレス ファイアグリル <M> ステンレス 30 26.5 22 35 33 5.5 1800 6068

※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。

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ヘキサ ステンレスグリル オプションパーツ

キャプテンスタッグのヘキサ ステンレスグリルは専用のオプションパーツが少ないです。

焚き火台1つに専用のオプションパーツではなく、キャプテンスタッグとして汎用性のあるオプションパーツを出している感があります。

 

専用というと替えの網と目皿ぐらいなので紹介します。

六角形という特殊な形なので、いずれも公式で替えがないとけっこう困ると思います。

ただし、売り切れていることも結構あるようなので必要なら早めに入手するようにしてください。

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[Coleman(コールマン)] ファイアーディスク

設営のシンプルさではピカイチ。2017年グッドデザイン賞受賞。

ファイアーディスクはコールマンの簡単さは重視した焚き火台です。

焚き火の主役は焚き火台ではなく、あくまで人や炎であるため、設営は極力簡単に短くして焚き火を楽しんでほしいというコンセプトのもと開発されたアイテムです。

ふれこみの3秒設営はさすがに難しいにしても足を起こすだけの設営は15~30秒もあれば十分に設営が終わる優秀さです。

また、耐久性や折りたたんでコンパクトにする目的から隙間がある焚き火台は多く、その隙間からけっこう灰が落ちてしまうという製品はけっこう多いです。

が、このファイアーディスクは言ってみればパラボラアンテナと同じような形なので、隙間がなく灰が落ちたりしません

これは焚き火台の存在意義を考えるとかなりメリットと言えると思います。

 

デメリットは簡単設営の代償として、あまりコンパクトにはならないことです。

とは言うものの、収納時の厚みは8.5cmなのでそこまで分厚いわけでもないと思います。

どちらかというと円盤状のパラボラアンテナ型なので、中に何かを合わせて収納がしづらいという感じでしょうか。

収納するとシンバルを運んでいるみたいな感じになります。

 

もう一つは深さがあまりないため、火加減の調整がしづらいことです。

円盤の3/4ぐらいで端に薪や炭を投入する隙間が開いている焼き網が付属していますが、深さが8.5cmしかないので、料理をしながら火ばさみや薪などを入れて調整するのはかなり難しいです。

ものすごい小型の炭ならあるいは行けるかもしれませんが、基本的には調理を一度始めたらそのまま最後まで行く前提でやったほうがいいと思います。

したがって、ファイアーディスクがおすすめの人は料理より焚き火を楽しみたい人料理をする場合は細かい機能性よりも簡単に出し入れできることが最重要の人だと思います。

開発コンセプト的にも初めて焚き火をする人などは極力設営の時間がカットできてよいと思います。

サイズは大小2つ展開で通常サイズの他にファイアーディスクプラスがあります。

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ファイアーディスク オプションパーツ

ファイアーディスクも専用というオプションパーツはあまりないのですが、ほぼ唯一と言えるスパークシールドを紹介します。

スパークシールドはつまりは、(は)ぜた火の粉が飛ぶのを防止するためのものです。

メッシュをかぶせるだけなので、完全に防ぐことはできないですが、ないよりはいいというものです。

日本は湿気が多く、どうしても水分が多めに残り薪が爆ぜやすくなるため、重宝するアイテムと言えます。

ただ、網越しに焚き火を楽しむ点と、中に入れられる薪の量がかなり制限される点は購入前に考慮しておくべきと思います。

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+αで欲しいアイテム

最後に焚き火をするときにあると便利なアイテムを紹介します。

炭壺(炭つぼ)

炭壺は燃え残った薪や炭を入れて窒息消化して次まで置いておける缶です。

本当は焚き火が自然に燃え尽きて灰になるまで完全に燃焼させ、後の灰だけ片付けるというのが理想ですが、実際は片付けの時間があったり、天候が悪くなってきたり、思い通りにいかないことも多いです。

そんな時に役に立つのが炭壺で、中に薪や炭を入れてふたをすることで酸素を断ち、窒息消化をすることができます。

そのまま次の時まで炭や薪を入れておくこともできるので、非常に便利です。

キャプテンスタッグの炭壺は中がチャコスタ(チャコールスターター、火おこし器)になっているので、オススメです。

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焚き火シート

上述のようにいくつかの焚き火台はせっかく焚き火台を使っているにも関わらず、けっこう灰や炭が落ちてしまう構造になっています。

これは耐久性向上や空気を取り入れられるようにする側面もありある程度しょうがないですが、焚き火台の意義を考えるとやはり基本的にはよくないです。

最近はマナーの悪化がキャンパーの間でも頻繁に話題に挙がっており、初心者の人も知らないでは済まされないというのっぴきならない状況になりつつあります。

そんな時に役に立つのが、焚き火シートです。

別名スパッタシートとも言い、もともとは溶接の火花を受けるのに使う難燃性の布のことです。

一見面倒ですが片付けも楽になりますし、トラブルを防ぐためにもこれからは使っておくのが無難かなぁと思います。

カーボンフェルト製とグラスファイバー製がありますが、断熱もできるカーボンフェルト製がおすすめです。

バンドックから出ているのですが、良く売り切れているのでそのときは他の類似品でもOKと思います。

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レザーグローブ

アツアツに加熱されたダッチオーブンやスキレットをつかむときや、ちょっと薪を動かしたいときなどに便利なのがレザーグローブです。

僕は薪を割るときもささくれが手に刺さったりすると嫌なのでレザーグローブをつけてますね。

スノーピークのはやはりいい感じですが、安物でも意外といけるので実は僕は安物を使っています。

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火吹き棒

僕は火を起こすときにいつもけっこう顔を近づけて直で吹いているのですが、けっこう危ないですし、灰も舞い上がるのでそういうときは火吹き棒があると便利です。

長物だとかさばるので、コンパクトに収納できるものがおすすめです。

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おわりに

以上、定番の焚き火台を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ひとことで焚き火台と言ってもかなりいろいろ種類があり、用途によってどれがおすすめかが変わるのがお分かりいただけたのではないかと思います。

今やキャンプ場で焚き火するなら焚き火台は必須アイテムとなったので、みなさんもぜひお気に入りの一台を見つけてみてください!

今回の記事がみなさんの焚き火台選びの参考になれば幸いです!

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※実売価格は記事執筆時のネット上での実売価格となり、変動するものなのでご了承ください。

焚き火台の次は焚き火に強いタープについて知りたいという人はこちらの記事もご覧ください。

Photo by roya ann miller on Unsplash

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