全部コールマン?メインランタンとして圧倒的な明るさで煌々と輝くおすすめガソリンランタン5選!
みなさんはキャンプのランタンには何を使っていますか?
普段の生活でもライティングというのは空間演出において重要ですが、キャンプの雰囲気をぐっと高めるために、このランタンというのも大きく貢献してくれます。
ランタンと言えば主に手軽なLED、非常に明るいガソリンランタン、趣のある灯油ランタンの3つだと思います。
始めは僕も安全性や手軽さからLEDのランタンをメインとして使っていましたが、なぜかそれだとだんだん物足りなくなってくるんですよね。
今回はメインとして使うのに申し分なく、そして魅力もたっぷりなガソリンランタンを紹介したいと思います。
この記事はどんな人向け?
・ずばりガソリンランタンを探している人
・メインランタンとして使える明るいランタンを探している人
・燃料系のランタンに興味がある人
目次
ガソリンランタンとは?
主にホワイトガソリンを燃料に使うランタンのこと。中にはレギュラーガソリンが使えるものも。
ガソリンランタンとは文字通りガソリンを燃料とするランタンのことです。
ガソリンランタンは加圧式と言って燃料タンクに圧力をかけてガソリンを押し出し、気化させて点火します。
また、発光体としてマントルと呼ばれるフィラメントのようなものを使っているので、扱いが繊細です。
手軽に使うには少し手間がかかりますが、その分愛着がわきますし、大事に使えば一生ものになるのが、ガソリンランタンです。
また、ガソリンというと、車のガソリンがまず真っ先に浮かぶと思いますが、ガソリンストーブで使われるのは主にホワイトガソリンです。
が、中にはデュアルフューエルやアンレデッド(unleaded、無鉛のという意味です)と言って車用のレギュラーガソリンを使えるものもあります。
ただ、ジェネレーターと呼ばれる部位が詰まりやすくなったりするので、基本はホワイトガソリンを使うほうが長持ちさせるためには無難なようです。
ホワイトガソリンはコールマンからエコクリーンという名前で出ていて最も定番品となりますが、ほかにもガレージ・ゼロやメイホウなどがあります。
コスパ重視で使用頻度も高い場合は、JXTGエネルギーの金属洗浄用ホワイトガソリンを一斗缶(18L)で買うという猛者もいるみたいです。
キャンプ用の燃料は、他にもガスだったり、白灯油だったり紛らわしいものがたくさんあるのですが、ホワイトガソリンと白灯油は違いますし、日本語で言うガソリンとガスも違います。
この辺りは結構紛らわしいので、よく分からないという人は燃料の違いについても合わせてご覧ください。
基本的に光量が強いため、メインランタンとして考える。
ガソリンランタンはその特徴として非常に明るいということがあります。
少ない光量で食後にしっぽりと趣を楽しむみたいなのとは少し違いますが、メインランタンとしてその力を遺憾なく発揮してくれると思います。
かなり煌々と明るくなるので、隣が違い区画サイトのキャンプ場だったりすると少し気を使うこともあるかもしれませんので、その際はランプシェードをつけたり、配置を工夫してみたりしてみてください。
また、メインランタンではありますが、ガソリンを燃やして点灯しているものなので、テント内で使う用には別途LEDのサブランタンを用意するようにしてください。
ポンピングやプレヒート、マントルのケアなどメンテナンスを楽しむ気持ちで。
ガソリンランタンは冒頭にも少し言及しましたが、点火するだけでもその前に
- マントルの取り付け:発光体を取り付ける。
- マントルの空焼き:空焼きした後は非常にもろいので壊さないように気を付ける。
- ポンピング:燃料タンクに圧力をかけ、ガソリンをジェネレーターに押し出す。
- プレヒート:予熱によりガソリンを気化させ、点火の準備をする
という儀式のような工程が必要になってきます。
マントルが取り付けてあれば始めの2つは必要ないですが、それでもそれなりに手間がかかるものです。
この辺りはやはりLEDのランタンやガスのマントルなしのランタンと比べるとそもそも手のかかる部分ですので、ある程度のメンテナンスが必要なことは理解しておくべきと思います。
また、詰まったりしたら分解清掃などが必要な時もあるかもしれません。
そういった道具いじりをするメンテナンスを含めて楽しむという気持ちでいればガソリンランタンを楽しめると思います。
逆にそういったメンテナンスは極力したくないよ、という人は他のランタンを検討したほうが良いかもしれません。
メーカーはコールマン以外はない?
日本で主に流通しているのはほぼコールマンのみ。
これは実際にガソリンランタンに興味を持って探し始めるまでは知らなかったのですが、日本では驚くほどコールマン以外のガソリンランタンは売っていません。
こんな独占市場もなかなかないと思うのですが、なぜか他のメーカー製のものはほとんどないです。
もちろんヤフオクなどでヴィンテージ物が取引されていたりはしますが、それでさえほとんどコールマンという状況です。
人と違うものが欲しい!と思うと、もはやオークションサイトなどでヴィンテージに手を出すしかないのがなかなか心苦しいところです。
今回は一般に流通している現行品を紹介したいと思います。
メインランタンとして煌々と輝くおすすめガソリンランタン5選!
[Coleman(コールマン)] ワンマントルランタン 286A740J /
パワーハウスツーマントルランタン 290A740J /
ノーススター(R)チューブマントルランタン
ホワイトガソリン専用の国内正規品シリーズ。
ガソリンランタンはほぼコールマンしかないうえ、コールマンの中でもかなり種類が限られます。
国内正規品となるのはワンマントルランタン286A、ツーマントルランタン290A、ノーススター チューブマントルランタンの3種類しかありません。
それぞれ通称286A、290A、ノーススターなどと呼ばれます。
いずれも燃料はホワイトガソリン専用で、発光部にはマントルが付いています。
マントルとは発光部の白い繊維の部分のことで、事前に空焼きしてから使います。
そしてフィラメントのような感じで明るく発光します。
ワンマントルランタンの286Aはそのマントルが1つのガソリンランタンです。
明るさは200CP(キャンドルパワー)で、130W相当ということでかなり明るいです。
コールマンはロゴがランタンであることからも分かるようにもともとはランタンの会社で、286Aはその創業のときからの流れを受け継ぐ定番モデルになります。
シンプルで堅牢な構造は一生モノと言われ、よく親から譲り受けたなんて言う話も聞きますので、メンテナンスさえすればしっかり長く使うことができます。
ガソリンランタンといえばというモデルなので、最初の一台に迷ったときにはぜひおすすめしたいモデルです。
ツーマントルランタン290Aはこのマントルが2つになったモデルでその分、明るさも200CPから300CPに上がります。
ただ燃料の消費も2倍になるようで、タンク容量は約2倍ですが燃焼時間は据え置きです。
壊れやすく繊細なマントルも2つとなっているため、ある程度マントルの扱いに慣れてきて、もう少し明るさが欲しいという場合にオススメしたいモデルです。
そしてノーススター チューブマントルランタンはチューブ型マントルの採用により、マントルは1つにも関わらず、明るさは360CP・230Wの大光量、そして点火装置までついたモデルになります。
286Aが味のあるトラディショナルなモデルとすると、ノーススターは洗練されたモダンなモデルと言えそうです。
ノーススターの魅力はやはりこの大光量と便利さになるので、クラシカルさの中にも実用性を求めたい人にはファーストチョイスとしてもオススメのランタンです。
スペックを並べて比較しても、大きく変わるのは明るさぐらいなので、欲しい明るさとデザインで選んでしまっていいのかなと思います。
どれもTHE コールマンといったスタンダードなデザインは古き良きアメリカを感じます。
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130W |
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190W |
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230W |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
[Coleman(コールマン)] プレミアム ダブル フューエル ランタン(285)
プレミアム パワーハウス デュアルフューエルランタン(295)
並行輸入品だが、デュアルフューエルの便利さあり。
286A、290A、ノーススターはホワイトガソリン専用(正確にはレギュラーガソリン:赤ガスも使えるようですが、ジェネレーターが詰まりやすくなったり、保証が受けられなくなったりします)ですが、コールマンには実はレギュラーガソリンも使えるデュアルフューエルモデルがあります。
が、デュアルフューエルモデルは日本では正規販売されておらず、アメリカで販売されているものが並行輸入されて販売されています。
※並行輸入品とは:正規の輸入代理店以外が輸入して販売している品です。並行輸入自体は特に違法ではないですが、並行輸入品の場合はメーカー保証が受けられなかったり、本物であるという証明があるわけではないので、その点は注意が必要です。
高級ブランド品などだと本当に注意が必要ですが、コールマンのデュアルフューエルモデルに関しては、Amazon、楽天、Yahoo!などで手に入るもののいずれも偽物ではなく、安心して購入していいと思います。
(もちろんすべてのショップで安心かの保証はできませんが…)
デュアルフューエルで出回っているのは主に2種類で、いわゆる285と295というツーマントルのランタンになります。
このプレミアム ダブル フューエル ランタンはいわゆる285のことで、上述の通りツーマントルのランタンです。
特徴はやはり、2種類の燃料であるホワイトガソリン(白ガス、青ガス)とレギュラーガソリン(赤ガス)が使えることです。
日本正規品のものが緑色なのに対し、デュアルフューエルタイプはシルバーなので分かりやすいですね。
日本で売られている285は写真のようにケース付きで売られていることが多いです。
一方、プレミアム パワーハウス デュアルフューエルランタンはいわゆる295のことで、こちらもツーマントルランタンです。
285と比べるとひとまわり大きいですが、スペック値はそんなに変わらないです。
明るさもスペック上は明るさの単位が違ってよく比較ができないず、295のほうが気持ち明るいという話もありますが、実質そんなに変わらないと思います。
こちらはケースが別な上に実売価格が若干高いので、こだわりがなければ285のほうがお得な気がします。
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レギュラーガソリン |
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230W |
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レギュラーガソリン |
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230W |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
おわりに
今回は市場がほぼコールマンに独占されているガソリンランタンを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ガソリンランタンは圧倒的な光量を持ちながら、趣のある佇まいのため、機能性と所有欲を同時に満たしてくれる魔のアイテムです。
ただ、コールマンしかないということで、日本でのコールマンのメジャーさから、メジャーすぎてちょっと…と思う人もいるかもしれません。
が、コールマンの原点ともいえるランタンはやはり完成度が高く、魅力的なので、もし迷っている人はぜひ一度アウトドアショップなどで実物をご覧いただければと思います。
それでは今回の記事がみなさんのガソリンランタン選びの一助となれば幸いです!
※実売価格は記事執筆時のネット上での実売価格となり、変動するものなのでご了承ください。
Photo by Mhmd Sedky on Unsplash
日本のメーカーのホワイトガソリンランタンと言うと、スノーピークのギガパワーWGランタンがありましたね。
スノーピークがホワイトガソリン器具から撤退(選択肢が無くなるのはつまらん…)してしまったので今は廃盤となってしまっていますが…。
>bogeyさん
最近長らく確認できていなかったので、大幅にご返信が遅くなり申し訳ありません。
そして昔はスノーピークにもあったのですね。
調べてみると公式のリコールのページがでてくるので、これが原因で撤退してしまったんですかね…。
確かに選択肢がなくなるのはつまらないです…。
https://www.snowpeak.co.jp/sp/notice/notice_gs_011.html