簡単点灯なのに雰囲気も抜群!お手軽なガスランタンのおすすめ11選!
ランタンってみなさん何を使ってますか?
電灯などのない自然の中に身を置くキャンプにおいて、実用上も雰囲気の演出上もランタンは不可欠のアイテムです。
ランタンと一口に言ってもけっこう種類があり、安全・安心のLEDランタンにはじまり、大光量のガソリンランタン、燃料が安く、暖かみのある灯油ランタンなどさまざまありますがガスランタンはLEDランタンに次ぐお手軽さでかつ、グッとキャンプらしい雰囲気を持っているのが特徴です。
最初は一番手軽なLEDランタンが使いやすいですが、次のステップとしてガスランタンに手を出してみて、電気とは少し違った雰囲気を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
ということで、今回はお手軽さと雰囲気を兼ね備えたガスランタンを紹介したいと思います。
この記事はどんな人向け?
・ガスランタンを探している人
・2台目以降で少しランタンにこだわりたくなってきた人
・ガスで燃料を統一したい人
目次
ガスランタンとは?
ガス缶のOD缶やCB缶を燃料に使うランタンのこと。
ガスランタンとは読んで字のごとくガスを燃料とするランタンのことです。
ガスとはいわゆるOD缶やCB缶に封入されている液化石油ガス(LPG)のことで、プロパン・イソブタン・ノルマルブタンのand/orの混ざりものとなっています。
シングルバーナーをお持ちの人はOD缶やCB缶などをお持ちだと思いますが、その燃料とランタン用の燃料を共用できるのがメリットです。
燃料は統一するほうがよいと一般に言われますが、ガスは比較的統一しやすい燃料ですね。
一方、デメリットですが、ドロップダウンが起こりうる点があると思います。
ガスは気体を高圧にして液体にしている関係で、使うときには減圧されて気化したガスに火をつけることになります。
物理法則として気化するときに周りの熱を奪う気化熱というものがあるため、冬のキャンプや長時間の連続使用だと徐々に出力が下がってきてしまいますが、これがドロップダウンという現象です。
また、シングルバーナーやランタンで共用できるといっても同時に使うには2缶必要で、ツーバーナー、メインランタン、テーブルランタンなどいろいろ同時に使いたい場合は、意外と缶がかさばるというのもあるかなと思います。
そして一番のデメリットはガス燃料自体の値段が高いことです。
燃費もガソリン・灯油などの液体燃料と比べるとあまりよくないので、頻繁にキャンプに行く人はけっこう気になるレベルだと思います。
冬以外ではドロップダウンはそんなに問題になりませんし、かさばるのもガソリンや灯油よりはマシだと思うので、手軽さを考えると基本的にメリットが上回るかなという印象です。
ただ、月に何度もというレベルでキャンプに行く人は経済面からは液体燃料のほうがお得ではあります。
ちなみにガス含む燃料自体は別記事があるので、よろしければ合わせてご覧ください。
ポンピングは不要だが、マントルありタイプとなしタイプがある。
ガスランタンのメリットは上述の通り簡単な操作にありますが、具体的には点灯に当たりポンピングやプレヒートが必要ありません。
慣れた人からすればポンピングやプレヒートも大したことない作業ですが、初めての人からするとやはり、ないに越したことはない作業ですよね。
一方、壊れやすいため扱いに気を使うマントルですが、これはガスランタンでもあるものとないものがあります。
基本的にメインランタンとして使えるような大光量のものにはマントルが採用されているといったイメージで良いと思います。
マントルがないものは、キャンドルランタンのような光量のテーブルランタンをイメージするといいと思います。
中にはSOTOのプラチナランタンのようにマントルなしで大光量のものもありますが、イレギュラー中のイレギュラーです。
ランニングコストは少し高め。
ガスランタンはガス燃料自体のコストが高めなのは上述の通りなのですが、ランニングコストはどの程度のものなのかというのをざっくり計算してみました。
各ランタンの値段をイニシャルコストとして参考ランタン価格とし、1日あたり8時間使う想定でランニングコストを燃費に応じて足していっています。
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こうしてみると、ガスランタンは安いものが多いのですが、使っていくとランニングコストはかさんでいき、だいたい約8日でホワイトガソリンを上回り、約20日で灯油を上回ります。
ガソリンや灯油は持ち運びの手間もあるので、イメージとしては年に数回しかキャンプに行かないという人はガスランタンでも燃料で損をすることはないのかなと思います。
逆に年に何回も行く人、さらに月に何回も行く人となると、初期投資はかさみますがトータルとしては液体燃料系のランタンのほうがお得かなと思います。
この辺りはお金だけでなく利便性の問題もあるので、自分のキャンプスタイルに応じて選んでもらえればと思います。
ガソリンランタンや灯油ランタンが気になった場合は、別記事がありますのでご覧ください。
簡単点灯!お手軽なガスランタンのおすすめ11選!
マントルなし
[Coleman(コールマン)] ルミエールランタン
[snow peak(スノーピーク)] リトルランプ ノクターン
[キャプテンスタッグ] キャンドル ガスランタン
いずれもほのかにゆらめく灯りが癒されるキャンドル風ガスランタン。
コールマンのルミエールランタン、スノーピークのリトルランプ ノクターン、キャプテンスタッグのキャンドルガスランタンはいずれもOD缶用のガスランタンです。
コンセプトは3つとも類似しており、明るさこそほのかですが、雰囲気が抜群というタイプのテーブルランタンです。
マントルがないタイプなので接続するだけで簡単に灯りをともすことができるのも魅力ですね。
3つの違いはメーカーが違うので各メーカーのガス缶が対応しているということの他に、
- ルミエールランタン:風に強い
- ノクターン:もっとも小型
- キャンドルガスランタン:中ぐらいのほどよい大きさ
といった特徴があります。
サイズの他は風への強さがけっこう違うようなので、風が気になるようであればコールマン一択かなと思います。
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
[SOTO(ソト)] プラチナランタン
マントル不要なのにメインランタン並みの大光量。
ソトのプラチナランタンはOD缶用のガスランタンです。
普通は
- マントルがなくて手軽だが、光量はほのか
- マントルがあって気を使うが、大光量
のいずれかですが、プラチナランタンはマントルがないのに大光量という常識を覆すランタンです。
ソトは他にもプレヒートが必要ないガソリンストーブであるMUKAストーブなど常識を覆す製品をたくさん出していますね。
普通のマントルは木綿に硝酸塩を染み込ませており、それが燃えた後に強く発光するらしいですが、プラチナランタンは文字通りプラチナ(白金)が使われており、プラチナが加熱されてプラチナ発光しているもののようです。
発光体の強度が通常のマントルよりプラチナのほうが丈夫なので壊れづらいということですね。
ただ、このプラチナも寿命があり、だいたい100~200時間ほど点灯させると交換になるみたいです。
メーカーに返送して、送料込みでだいたい5000円ぐらいで直してもらえるようです。(公式リンク)
さすがに永遠に変えなくていいわけではないですが、それでもかなり興味深いランタンですね。
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マントルあり(大型)
[Coleman(コールマン)] 2500ノーススター LP ガスランタン
ランタンと言えばどのタイプも王道はコールマン。
2500ノーススター LPガスランタンはコールマンから出ているOD缶用のガスランタンです。
こちらはマントルタイプでノーススター(北極星)のような明るさを誇るランタンです。
ノーススターはガスランタンの中でもかなり大型の部類で、光量も最大クラスで320CP、200W、1543lmあります。
メインランタンとして使うにも問題のない大光量と言えると思います。
一方、燃費はそんなによいとは言えず、470g缶を使って4~8時間です。
ですので、食事など明るさが必要な時だけ最大光量で、そのあとは光量を絞り、おおよそ一晩でOD缶を一缶使い切るというのが主な使い方になると思います。
ノーススターはキャンプの頻度が高い人には少し燃費が悪い印象ですが、キャンプが年に数回レベルであればお手軽に大光量を得られるオススメモデルです。
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[キャプテンスタッグ] テラパワーガスランタン〈L〉
最大級・最大光量級の大型ガスランタン。
キャプテンスタッグのテラパワーガスランタン〈L〉はOD缶用のガスランタンです。
わざわざLとあるのですが、サイズ展開はLのみです。
テラパワーガスランタンは名前に恥じない280Wの大光量が特徴で、もちろんメインランタンとしての使用が可能です。
加えてランプシェードもついていて下方向に集光(反射)できるため、より明るく感じると思います。
本体のサイズも最大級で今回紹介するものではノーススターを超えて最も大きいサイズとなります。
また、燃料の保ちですが燃費は100g/hなので、250g缶で2~3時間、500g缶で4~5時間ぐらいとなりそうです。
メリットとしてはこの大光量かつランプシェードつきと言うところになりますが、デメリットはやはりこのサイズというところになると思います。
ランタンというものはどれもかさばりますが、ガス缶もあることを考えると他もかさばることを踏まえても占有スペースはそこそこあると言えそうです。
お値段もキャプテンスタッグにしてはそこそこ高いので、大光量が何にも代えがたい!という人にはオススメのランタンです。
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280W |
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[キャプテンスタッグ] フィールド ガスランタン〈L〉 / 〈M〉
キャプテンスタッグらしいお手頃価格のガスランタン。
フィールドガスランタンはキャプテンスタッグのOD缶用のガスランタンです。
LとMの2サイズあり、Lは150W・Mは60Wと明るさが2倍ちょっとぐらい違います。
どちらもメインで使えるとは思いますが、Mはサイトの広さによっては少し物足りなく感じるかもしれません。
LとMは燃費も違っていて、Lは120g/h・Mは45g/hなので、250g缶でLが2時間程度・Mが5時間程度、500g缶でLが4時間程度、Mが10時間程度となります。
Lだとちょっと燃費が悪いので、必要な時以外は光量を絞っていけば、500g缶でなんとか一晩持つかなというところです。
しかし、キャプテンスタッグならではのコスパがいい製品となるので、それを踏まえて選ぶと良いと思います。
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150W |
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60W |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
マントルあり(小型)
[snow peak(スノーピーク)] ギガパワーランタン 天 オート
小型でもしっかりと光量を確保。
ギガパワーランタン 天 オートはスノーピークのOD缶用ガスランタンです。
ここまで紹介してきたモデルは比較的大型のものですが、ここからはソロでも邪魔にならないようなコンパクトサイズのものを紹介します。
大きさとしてはかなりコンパクトですが、80Wの光量が確保できるので、ファミリーキャンプでも十分に役立つ明るさです。
ホヤはガラスですが、プラスチックの収納ケースもついていて持ち運びもしやすいです。
大きさはだいたいタバコ2箱分プラスひとまわりと言ったところでしょうか。
また金属製のメッシュグローブに変えることもできるので、フレキシブルで良いですね。
いずれにしても道具をコンパクトにまとめておきたいときには非常にオススメのランタンです。
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
[PRIMUS(プリムス)] 541マイクロンランタン
ギガパワーランタン 天 オートのメッシュホヤバージョン。
541マイクロンランタンはプリムスのOD缶用のガスランタンです。
大きさ、明るさともにスノーピークのギガパワーランタン 天 オートとだいたい同じぐらいなため、特徴はギガパワーランタン 天 オートに準ずるのですが、ホヤが金属メッシュだけというのが一番わかりやすい違いですね。
これによりケースもナイロンの簡易なものになっていて軽量です。
あとは吊り下げ用のワイヤーがついているのも使い勝手がよい点ですね。
ワイヤーやナイロンケースの利便性があるので、ホヤは金属メッシュのほうが割れなくてむしろ安心という人には541マイクロンランタンのほうががおすすめです。
また、ガラスでなく、非常に軽量である点から登山への携行もオススメですね。
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[EPIgas] MBランタンオート
小型系でありながら200Wの明るさを誇る優秀なランタン。
MBランタンオートはEPIgasのOD缶用ガスランタンです。
ギガパワーランタン 天 オートと541マイクロンランタンと比べるとひとまわり大きくコンパクト性では劣りますが、400LX、200W相当なので明るさでは勝るという位置づけになります。
吊り下げ用のチェーンもあり、使い勝手は良いと思います。
ホヤはくもりグローブが標準装備で、明るくても直視が眩しくなりづらくなっていますが、逆に明るさが欲しいなどで気になるようなら、クリアグローブという透明なガラスも別売りであります。
それなりにコンパクト性を重視するが、それを多少犠牲にしても明るさはしっかり確保したいというわがままなニーズにしっかり答えてくれるランタンと言えるのではないでしょうか。
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80W |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
おわりに
今回はマントルの有無、サイズでおおまかに分けてガスランタンを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ガスランタンはキャンドルランタンのようなほのかな灯りのものから、ガソリンランタンに並ぶぐらい大光量のもの、それからサイズも大小さまざまなので、どんなランタンが欲しいのかというイメージを持っておくことが大事かと思います。
また初期投資は低め、ランニングコストは高めという特性があるので、使用頻度がどれぐらいかもぜひ考えてみてください。
それでは今回の記事がみなさんのガスランタン選びの一助となれば幸いです!
※実売価格は記事執筆時のネット上での実売価格となり、変動するものなのでご了承ください。