【快眠キャンプ】圧倒的な安定感ヘリノックスのコット各種を比較!
みなさんはHelinox(ヘリノックス)をご存じでしょうか?
軽量チェアやコットなどで有名なので、キャンプ好きの人ならもはや知らない人はいないかもしれませんね。
みんな大好きモンベルでも取り扱いがあるので、そこで知ったという人も多いかもしれません。
しかし、いざ買おうと思って各モデルを比較してみると意外と似たようなモデルがたくさんあることに気が付きます。
ということで、今回はヘリノックスの各種コットについて比較していきたいと思います。
この記事はどんな人向け?
・ヘリノックスのコットを探している人
・ヘリノックスのコットのモデル間の違いを知りたい人
目次
Helinox(ヘリノックス)とは?
軽量性と高強度の両立。そして高いデザイン性。
ヘリノックスはHILBERGなどにポールやパーツを提供しており、軽量アルミテントポールで有名なDAC社が1988年に立ち上げた韓国のブランドです。
ヘリノックスにはDACで長年培ってきたアルミポールの技術があるので、軽量・高強度がウリなのはもちろんなのですが、これに高いデザイン性を加えることでブランド価値の構築に成功しているところが特徴です。
最近流行な「おしゃれなキャンプ」とも親和性が高く、サイトにおいてあるだけで映える、所有欲を満たすギアですが、高い機能性を備えており見掛け倒しではないところがさすがのブランドです。
デザイン性が高いため、特にチェアではコラボレーションもたくさん行われており、多様なモデルが存在しています。
ヘリノックス内にも複数ブランドが展開中
このブランド展開が若干分かりづらいのですが、ヘリノックスはホーム・デコ&ビーチ、タクティカルサプライ、ターグという3つのブランドを展開しています。
このうち今回着目しているコットはホーム・デコ&ビーチ、タクティカルサプライから出ているのですが、モンベルでよく目にするコットワン・コットマックスなどがどこにも属していないのが分かりにくいところです。
実は公式サイトもホーム・デコ&ビーチ、タクティカルサプライ、ターグブランドのものとモンベル取り扱い製品はサイト自体が別になっています。
参考:ヘリノックス公式サイト、ヘリノックス公式サイトby モンベル
モンベル以外のものはA&Fで取り扱われているので、おそらく大人の事情が絡んでいるんだろうという感じですね。
モンベル取り扱い製品を仮にモンベルブランドとすると、モンベルブランドだけブランドコンセプトの記載がないため、よく分からないのですが、モンベル自体のコンセプトを考えるとおそらく山岳を志向した軽量モデルを扱うということなのかなと思います。
現にヘリノックスのコットとして最軽量のライトコットはモンベルでの取り扱いとなっています。
ごちゃごちゃしたので、各ブランドの位置づけをまとめます。
・HOME DECO & BEACH(ホーム・デコ&ビーチ)
日常生活×アウトドアを目指すブランド。デザインも家庭で使用したときに溶け込むようなものであったり、豊富なカラーバリエーションが用意されている。
・tactical supplies(タクティカルサプライ)
従来のヘリノックス製品×ミリタリーデザインがコンセプトのブランド。デザインだけでなく機能もタクティカルサプライオリジナルのものがあるが、コットに関してはカラーバリエーションが多いだけで機能はほとんど変わらない(詳細は後述)。
・TERG(ターグ)
TERGはTrial and Error Research Groupの略で直訳すると「試行錯誤しながら開発するグループ」ということで、最新のアウトドアテクノロジーを駆使してイノベーティブな製品を開発するブランド。
2020年8月現在ではバッグの取り扱いしかなく、アパレルブランドのような位置づけになっているように見える。
・mont-bell(モンベル)
モンベル自体はいわずと知れた登山用具やアウトドアグッズを扱う国産メーカー。ヘリノックスのコットの中でも比較的軽量でシンプルなモデルを扱っている(詳細は後述)。
実際モンベルで扱っているコットワンとタクティカルコットはスペック的にはほとんど一緒だったりするので、以下で比較しながら詳細を見ていきたいと思います。
ヘリノックスのコット各種紹介!
コットワンコンバーチブル / タクティカルコット コンバーチブル
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ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
コヨーテ フォリッジ デザートタン |
ダックカモ |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
コットワン コンバーチブルとタクティカルコット コンバーチブルはヘリノックスのコットにおける基本モデル
スペックを見ると分かるように、コットワン コンバーチブルとタクティカルコット コンバーチブルのサイズはいずれも190×68cmで同一です。高さもほぼ16cmで同じと考えていいでしょう。
つまりサイズスペックは同じですので、他のモデルはこのサイズから基準に考えると分かりやすいです。
また、後述のライトコット以外はすべてオプションのコットレッグを装着することで、ハイコット仕様にすることができます。
ハイコット仕様にしたときは高さが約38cmとなります。
逆にこの2つのモデルで違うところは重さと色と値段です。
重さはコットワン<タクティカルコット
これはコットワンのほうがシンプルだからだと思われます。
タクティカルコットは側面にモールシステムのようなベルトが付いていたり、裏面にメッシュポケットがあったりして、ディテールにこだわりが見られますね。
色のバリエーションはコットワン<タクティカルコット
コットワンはすべて無地ですが、タクティカルコットは迷彩柄が3種類(リアルツリー、ダックカモ、マルチカモ)あります。
ギアを迷彩柄で揃えている人にとってはこだわりたいポイントかもしれませんね。
ちなみに生地は基本的にポリエステルですが、マルチカモだけナイロンとなります。
ですが、繊維の性質自体は比較的似ているのでそこまで大きな使用感の差はないかなと思います。
値段はコットワン<タクティカルコット
ほぼ同じスペックであるコットワンとタクティカルコットですが、値段はなぜかタクティカルコットのほうが1万円弱ほど高いです。
しかも上述の迷彩柄はさらに8千円ほど高いです。
値段が高いのはディテールの部分もあると思うのですが、タクティカルシリーズのブランディングによるものでしょうか?
もともと安いわけではないのに加えてこの価格差なので、迷彩柄へのこだわりがなければコットワンを選択するのが正直自然な気がしてしまいますね。
コットマックス コンバーチブル
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ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
コットマックスは大型モデル
コットマックスは基本モデルコットワンの一回り大型なモデルです。
長さが+20cmで210cm、幅が+7cmで75cmとなっており、他メーカーのコットと比べても一回り大型といえます。
ちなみに高さはローモードで16cmで変わりません。
日本人の普通ぐらいの体型ならコットワンのサイズ感でも大丈夫だと思いますが、少し大柄な人はコットマックスぐらいないときついかもしれませんね。
コットマックスは大型化により、重量、価格が少し上がっており、カラーバリエーションはブラックのみとなっています。
もう一つ注意すべき点は足が3つから4つになっている点です。
だからどうしたというところですが、ハイコットにするときに必要なコットレッグの本数が変わります。
コットマックスのときだけコットレッグは16本必要となりますので、間違えないようにご注意ください。
ライトコット
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ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
グレー サンド |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
ライトコットは山岳向けとしても使える軽量モデル
ライトコットはコットワンより長さが-5cmの185cm、幅が-8cmの60cm、高さが-3cmの13cmと一回り小型モデルになっています。
しかしその分重量は1.2kgと約半分になっており、登山でのテント泊を快適にする装備としても使えるコンパクトさとなっています。
収納サイズもやや小型になっており、スペースが限られる登山では特に重宝しそうなのはもちろん、通常のキャンプでも荷物は軽くコンパクトであるのに越したことはないので、大いに役立つはずです。
しかもうれしいのが、価格は安いという点です。
普通小型軽量化すると高くなりますが、ライトコットに関しては安くなっています。
注意点としてはヘリノックスのコットシリーズで唯一、ローモード専用のローコットであるという点です。
ハイ・ロー兼用できる汎用性を求める人には向きませんが、逆にローモードしか使わないよという人にはうれしい選択肢のひとつとなること間違いなしのモデルです。
コットワンコンバーチブル インシュレーテッド
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ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
インシュレーテッドはマット一体型モデル
コットワンコンバーチブル インシュレーテッドはコット布の部分にインフレーターマットが一体型となっているモデルです。
サイズはコットワンと一緒です。高さが1cmだけ高いのはインフレーターマットの厚み分と思われます。
個人的には床寝のときと両方使えるようにマットは別で持って汎用性を持たせたい派ですが、むしろ一体化させてコンパクトにするのも全然ありだと思います。
特にキャンプツーリングなど荷物を減らしたいときには一体型もありかもしれませんね。
ちなみにフレームは通常のコットワンと共用できるため、すでにそちらをお持ちの人はインシュレーテッド コットワンパッドというマット一体のコット布だけを購入することも可能なので、使い分けることができます。
コットホーム コンバーチブル
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ブラックアウト コヨーテタン グリーン レッド |
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※表がはみ出ている場合は右スクロールできます。
家庭にもなじむオーガニックなデザイン
コットホーム コンバーチブルは唯一のホーム・デコ&ビーチブランドのコットですが、色合いがホワイトに近いベージュで最も家庭での使用にもなじむデザインになっています。
コットワンとの違いはデザインだけかと思いきや、実は幅がコットマックスと同程度まで広くなっており、若干コンフォート寄りの仕様になっているのが特徴です。
もちろん家庭内だけでなく、キャンプをメインとした使用も可能(というかそちらが本来)なので、その点はご安心いただければと思います。
ホワイトでサイトを統一している人にはうれしい選択肢だと思います。
おわりに
今回はヘリノックスの各種コットについて数字を用いてなるべく分かりやすく比較してきましたがいかがでしたでしょうか?
A&F取り扱いブランドとモンベル取り扱いブランドがあって、なおかつ似たようなモデルもあるということで、僕自身かなり分かりづらいなと思ったので、その辺が明確になるように説明をしました。
いずれのコットを選ぶにしてもヘリノックスのコットを選ぶ限りはクオリティは間違いないので、コット導入を検討している人はぜひ使ってみてほしいなと思います。
今回の記事が皆さんのコット選びの参考になっていれば幸いです!
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