【ノウハウ】Osprey kestrel38にテント泊登山の道具をパッキングしてみた!
テント泊登山って普通の日帰りの登山と比べて、テントやらシュラフやら格段に荷物が増えますよね。
今回はそんな一見たくさんある荷物がどれぐらいのリュックに収まるのかを検証していきたいと思います。
この記事はどんな人向け?
・テント泊登山に挑戦したい人
・とにかくパッキングに悩んでいる人
目次
基本スペック
今回は僕が愛用しているOsprey kestrel38(オスプレー ケストレル38)を使ってパッキングをしていきます。
kestrel38自体の詳細はこちらの記事にまとめてますのでよろしければどうぞ。
何を入れる?
実際に僕が9月ごろに雲取山でテント泊登山をしたときの装備です。
秋なのでインサレーションはパーカー1枚ぐらいです。
こうして列挙するとたくさんあるように見えますが、そんなにシビアなパッキングではありません。
- レインウェア:mont-bell サンダーパス上下
- インサレーション:パーカー1枚
- ポール:mont-bell 2wayグリップ アンチショック
- ★テント:mont-bell ステラリッジテント2型、フライシート、グラウンドシート
- ★シュラフ:mont-bell ダウンハガー800 #2
- ★マット:THERMAREST Zライトソル
- クッカー:mont-bell アルパインクッカー14
- バーナー:SOTO アミカス SOD-320、ガス缶100ml
- ヘッドライト:mont-bell ミニ ヘッドランプ
- 防寒:ネックウォーマー、ランニンググローブ
- イス:DOD ULTRA LIGHT MICRO CHAIR
- テーブル:SOTO ポップアップテーブル
- 着替え:パンツ、Tシャツ、ヒートテックなど季節に応じて
- 飲食物:インスタント食品、ペットボトル、行動食のチョコなど
- 小物:汗ふきシート、ティッシュ、ビニール袋など
★はテント泊のときの荷物、他は日帰り登山でも同じ
※飲食物はとりあえず、カレーメシ、カップラーメン、500mlペットボトル2つを用意してみました。
…ギアは見事にmont-bellだらけです。やっぱコスパがいいですからね。
インサレーションとレインウェアの上は始めから着ていることもあります。
イスやテーブルは重量がシビアだったら全然持って行かなくてもいいと思いますが、山によっては平らなところがなくてお湯が沸かしづらかったりするので、なんだかんだであると便利です。
※ちなみに雲取山登山についてはこちらの記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。
どうやって入れる?
まずパッキングの基本ですが、大まかには使用頻度と重量で入れる場所を決めていきます。
使用頻度:低いものを下、高いものは上
重量:重いものは背中の近く、軽いものは遠く
あとはいかにコンパクトに入れるかですが、コンパクトなギアを選ぶ、スタッフバッグを使う、アタッチメントを使うなどで対応していきます。
まず、外付けになるポール、マットを除いて使う頻度順にざっくり並び替えると、低い順にこんな感じでしょうか。
- 確実に夜しか使わない:シュラフ、テント、着替え
- 気候に応じて:レインウェア、インサレーション、防寒(ヘッドライト )
- 昼食で使う:クッカー、バーナー 、飲食物、イス、テーブル
つまり、基本としては1⇒3⇒2の順で入れていけばいいと思います。
1⇒2⇒3の人もいると思いますが、登山中と言うのは思ったよりも気候も体感温度が変化するものなので、2.の「気候に応じて」が出しづらいと結局面倒で出さずに体力を奪われたり、最悪体調を崩したりします。
なので、2.はすぐに出せるように入れていきます。
3.の「昼食で使う」はどうせがっつり下ろして休憩なので、多少奥でも大丈夫です。
ちなみにレインウェアはけっこう後の方に入れますが、これは2気室目を活用するためです。
別の気室なので、最初に入れてしまってもいいです。
それでは実際にパッキングしていきたいと思います。
・シュラフを入れる
ダウン製で圧縮ができるので、最初に入れて圧縮していきます。
・テントとスタッフバッグ(1L)を入れる
スタッフバッグには着替え(パンツ、ヒートインナー、靴下)をまとめています。
もっと寒いときはタイツなども入れていきます。
スタッフバッグはテントよりも軽いので、なるべく背中から遠い側に入れていきます。
・クッカーと飲料・食糧・インサレーションを入れる
この辺からはそんなに順番にこだわらなくてもいいと思いますので、適当に入れていきます。
クッカーの中にはバーナーが入っています。
飲料はもちろん外のサイドポケットでもいいです。
インサレーションは比較的軽いので、背中から遠い側に入れていきます。
・サイドポケットにテーブルとイスを入れる
これはこんなに出しやすくなくてもいいので、飲料などと場所を交換してもいいですが、収まりがいいのでいつもここに入れてしまっています。
ちなみにテーブルがあっても500mlの飲料ぐらいだったら同じポケットに入ります。
テーブル。飲料も一緒に入る 反対側にイス
・レインウェアを2気室目に入れる
これは2気室ならではのメリットですね。
楽々入れられますし、他のインサレーションや食料・飲料へのアクセスも犠牲にしません。
ここにレインウェア上下とついでにゲイターも奥に入れてみました きれいに収まります
・メッシュポケットと雨蓋に小物を入れる
メッシュポケットに汗ふきシート、お手拭シート、ティッシュ、ビニール袋、割りばし、グローブなどの小物が入っています。
雨蓋にはネックウォーマーとヘッドライトを入れています。
個人的にはネックウォーマーは寒くなったときにいち早く出したいので。
・マットとポールをアタッチメントにセット
マットとポールをアタッチメントに付けます。
マットは下面に付けてもいいですが、表面にマットを付けると自立するようになります。
ポールも同様に付けて行きます。
見づらいですが、専用の輪っかが下にあるので、ポールの下の部分はそこにひっかけます。
上はマットを止めるアタッチメントで一緒に止めます。
・番外編:レインウェアやインサレーションを挟む
適当にそこらにあったUNIQLOのフリースを挟んでみました。
実際は体感温度に応じて脱いだり着たりするインサレーションやレインウェアを挟めると思います。
これはかなり便利です。枝葉が出ている道や狭い道ならもう少しまとめた方がいいですが、広い道なら本当にこのぐらい適当でもいいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
kestrel38でどんな感じでパッキングできるかがお分かりいただけたのではないでしょうか?
今回パッキングを紹介しましたが、このぐらいの荷物ならアタッチメントを使えさえすれば、特に苦労することなく入れられると思います。
自分が入れたいものを入れてみて明らかに入らなかったら、何か余計なものがあるか、やけにかさばるものがあるかだと思うので荷物を再考してみるといいと思いますし、泊数が増えて荷物が増えるなら1サイズ上のリュックが必要なってくると思います。
いずれにしてもこのあたりを基準にしてあと何が必要か、何を削れるかを目的に応じて判断して行けばよいのではないでしょうか。
それではみなさんも無理のないパッキングで登山を楽しみましょう!
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